定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

白石和彌作品 つい観てしまう

2022年05月10日 22時27分00秒 | 日記
心と身体が弱っている時、また季節の変わり目で、不安定で晴れ晴れしない時、観てはダメな作品。

復習してみれば、2013年以降白石和彌監督作は11本観ている。

今作の阿部サダヲは、この上もなく人あたりが良いサイコパスであり、
それゆえに人を殺める場面は、この上もなく残虐である。

リリー・フランキーが'先生'と呼ばれる殺人鬼を演じた『凶悪』の延長線上にあり、またサイコパスの匂いを漂わせた点で、阿部サダヲ+蒼井優ダブル主演の『彼女がその名を知らない鳥たち』が今作の伏線になっていると感じた。

少しだけ心が不安定な60代オヤジであるから、怖いもの見たさ鑑賞であったが、何よりもこれからのライフプランを描こうとしているリア充カップルにおいては、2人で観ては絶対にダメ。