定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

役者が揃った

2022年05月02日 21時46分00秒 | 日記
連休と言えど、現役サラリーマン時代の嬉しさはない。ただし軽い気持ちで始めたパート仕事に行くたびに、何だかストレスが溜まるので、心和む作品を観たかった。

西伊豆の海沿いの町が舞台。繊維工場で働く明るい3人の女性(演・小林聡美、平岩紙、江口のりこ)には、それぞれに辛い過去がある。

1億人に1人と言われているのが、月からの隕石にヒットする確率。その1人/1億にヒロイン芙美(小林聡美)はなってしまうのだ。このことが、ストーリーのキーになる。

東京から来た謎の交通誘導員・シノダゴロウ(演・松重豊)は、仕事の合間に山に登り、ツユクサの葉で草笛を吹いている。山は芙美のランニングコースであり、そこが出会いの端緒となり...。

兎にも角にも、女優3人の演技が自然でのびのびしている。松重豊の食事の仕草が、孤独のグルメの井之頭五郎のそれ。

脇もクセ者ばかり、渋川清彦、ベンガル、泉谷しげる。そして結構目立つ役どころで落語家・瀧川鯉昇、桃月庵白酒も出演。

ほのぼのして、尚且つ僕にちょうどよい長さの95分作品。