『ブギーポップ・ダークリー 化け猫とめまいのスキャット』 上遠野浩平 (電撃文庫)
最初にP・K・ディックの『スキャナー・ダークリー』からの引用があるのだが、読み終わってみてもあんまり関連がわからない。
『スキャナー・ダークリー』の作品とは無関係に、この文章を引用したかっただけ?
実はわからないことがもうひとつ。
冒頭でブギーポップがいう、「ぼくが“彼女”と戦ったとき」の“彼女”とは誰か?
お菓子工場とかが出てくるので、ペパーミントの魔術師?
夜明けのブギーポップか何かに該当の戦いがあったっけ?
オジサン、記憶力が悪くて忘れちゃったよw
2年ぶりの新刊ということで、原点回帰みたいな感想が多く、評判がいいみたいなんだけど、個人的にはちょっとどうかなと思う。
『ブギーポップは笑わない』の頃にくらべ、“世界の敵”とは何かということが、なんとなく変質しているような気がするのだよ。
世界の敵とは何か?
それと戦うブギーポップは正義の味方なのか?
初期のブギーポップでは、世界の敵として現われる異能者はマンティコアやらイマジネーターやら、世界を破壊しようとする化け物だった。また、それに対抗する統和機構の合成人間も、市民の生命を無視するような、明らかな悪役だった。
それが、時間が経つにつれ、統和機構側にもいろいろあり、世界の敵にもいろいろあり……。
社会システムを維持しようとする統和機構と、“世界の敵”に対して自動的に現われるブギーポップ。
ブギーポップが守ろうとしているのは、人間世界なのか、世界システムなのか、それとも、藤花が認識するセカイなのか。
そんなことをつらつらと考えていると、今回のffとブギーポップのタッグが保守連立に見えてきて困る。
最初にP・K・ディックの『スキャナー・ダークリー』からの引用があるのだが、読み終わってみてもあんまり関連がわからない。
『スキャナー・ダークリー』の作品とは無関係に、この文章を引用したかっただけ?
実はわからないことがもうひとつ。
冒頭でブギーポップがいう、「ぼくが“彼女”と戦ったとき」の“彼女”とは誰か?
お菓子工場とかが出てくるので、ペパーミントの魔術師?
夜明けのブギーポップか何かに該当の戦いがあったっけ?
オジサン、記憶力が悪くて忘れちゃったよw
2年ぶりの新刊ということで、原点回帰みたいな感想が多く、評判がいいみたいなんだけど、個人的にはちょっとどうかなと思う。
『ブギーポップは笑わない』の頃にくらべ、“世界の敵”とは何かということが、なんとなく変質しているような気がするのだよ。
世界の敵とは何か?
それと戦うブギーポップは正義の味方なのか?
初期のブギーポップでは、世界の敵として現われる異能者はマンティコアやらイマジネーターやら、世界を破壊しようとする化け物だった。また、それに対抗する統和機構の合成人間も、市民の生命を無視するような、明らかな悪役だった。
それが、時間が経つにつれ、統和機構側にもいろいろあり、世界の敵にもいろいろあり……。
社会システムを維持しようとする統和機構と、“世界の敵”に対して自動的に現われるブギーポップ。
ブギーポップが守ろうとしているのは、人間世界なのか、世界システムなのか、それとも、藤花が認識するセカイなのか。
そんなことをつらつらと考えていると、今回のffとブギーポップのタッグが保守連立に見えてきて困る。