『S-Fマガジン 2010年7月号』 (早川書房)

特集は『メタルギア ソリッド』/『柴野拓美追悼』の二本立て。
メタルギアソリッドはゲームとしてプレイしたことがあるのだが、SFとしての思い入れは無い。実は、ソリッド、リキッドという名前や、遺伝子の説明に何それプゲラ的な感想しか持っていなかった。
メタルギアソリッド2では、いきなりHARDではじめたせいか、ゲームプレイに意識が行き過ぎて、はっきり言って、ストーリーなんてほとんどおぼえていない。旧メタルギアが絡んだシーンのあたりで、やっぱりプゲラとなった程度。
そんなわけで、3以降はプレイしていないし、SFとしてどうこうということもまったく考えていなかった。
メタルギアソリッドが急激に脚光を浴びるようになったのは、PSPでの新作発表というより、故・伊藤計劃のノベライズのせいだろう。このノベライズも、生前というか、『ハーモニー』や『虐殺器官』の発表前は、あまり注目されていなかったと記憶している。
こうして特集記事を読んでみても、メタルギア・サーガ自体は、特に興味は惹かれないなぁ。
柴野さんの追悼特集はエッセイというか、弔辞のオンパレード。柴野さんと小隅さんが同一人物だと知ったときのちょっとした気恥ずかしさを思い出す。一作品くらい、再録でいいから小隅黎・訳の小説を掲載して欲しかった。
○:「オルダーセンの世界」 山本弘
亜夢界のホームページなんぞをリンクして見たり。可能なことはなんでもありの世界だが、そこの住民の思い込みによって制限されている世界ということか。巨大な空気とでも言おうか。そこからはみ出したものだけが真の世界を見ることができるって、なんとか病な気配もしますが。
《空気》が世界を規定するっていう話はナンシークレスの《プロバビリティ3部作》が思い浮かぶが、こちらは《空気》からはみ出すことを抑止しているものは何なのだろう。世界が終わるという恐怖か。
△:「カメリ、掘り出し物を探す」 北野勇作
いつもながらのほのぼのモードだが、実はちょっと怖い系。ヌートリアン大活躍。
○:「いまひとたびの春」 菅浩江
こちらもいつもながらという一遍。しかし、さらにもうひとつ向こうの何かが描かれようとしている。
今月号は読み応えのある小説がなくて、(´・ω・`)ショボーン

特集は『メタルギア ソリッド』/『柴野拓美追悼』の二本立て。
メタルギアソリッドはゲームとしてプレイしたことがあるのだが、SFとしての思い入れは無い。実は、ソリッド、リキッドという名前や、遺伝子の説明に何それプゲラ的な感想しか持っていなかった。
メタルギアソリッド2では、いきなりHARDではじめたせいか、ゲームプレイに意識が行き過ぎて、はっきり言って、ストーリーなんてほとんどおぼえていない。旧メタルギアが絡んだシーンのあたりで、やっぱりプゲラとなった程度。
そんなわけで、3以降はプレイしていないし、SFとしてどうこうということもまったく考えていなかった。
メタルギアソリッドが急激に脚光を浴びるようになったのは、PSPでの新作発表というより、故・伊藤計劃のノベライズのせいだろう。このノベライズも、生前というか、『ハーモニー』や『虐殺器官』の発表前は、あまり注目されていなかったと記憶している。
こうして特集記事を読んでみても、メタルギア・サーガ自体は、特に興味は惹かれないなぁ。
柴野さんの追悼特集はエッセイというか、弔辞のオンパレード。柴野さんと小隅さんが同一人物だと知ったときのちょっとした気恥ずかしさを思い出す。一作品くらい、再録でいいから小隅黎・訳の小説を掲載して欲しかった。
○:「オルダーセンの世界」 山本弘
亜夢界のホームページなんぞをリンクして見たり。可能なことはなんでもありの世界だが、そこの住民の思い込みによって制限されている世界ということか。巨大な空気とでも言おうか。そこからはみ出したものだけが真の世界を見ることができるって、なんとか病な気配もしますが。
《空気》が世界を規定するっていう話はナンシークレスの《プロバビリティ3部作》が思い浮かぶが、こちらは《空気》からはみ出すことを抑止しているものは何なのだろう。世界が終わるという恐怖か。
△:「カメリ、掘り出し物を探す」 北野勇作
いつもながらのほのぼのモードだが、実はちょっと怖い系。ヌートリアン大活躍。
○:「いまひとたびの春」 菅浩江
こちらもいつもながらという一遍。しかし、さらにもうひとつ向こうの何かが描かれようとしている。
今月号は読み応えのある小説がなくて、(´・ω・`)ショボーン