ホテルまでの途中でインディアンマーケットによるはずが、なんとガイドさんの思い違いで今日はマーケットがお休み。急遽、近くの毛糸工場へ見学に。工場というか、観光用に民族衣装を着て毛糸の染色や手でつむぐ方法を見せてくれる場所。
毛糸の染料は紫のトウモロコシや緑の葉っぱ、そして、サボテンに付いた虫、コチニール。これって食紅にもなるんだと知らない人もいるのね。いや俺もメキシコで初めて知ったけど。実演してくれた女性は口紅として塗っていた。そして、女性のお客さんに勧めて嫌がられるというお約束のパターン。
アルパカに餌をやって、染色を見て、機織りを見て、最後は売店へ。なんとも典型的な観光コース。
添乗員さん曰く、売っている安いのはアルパカじゃなくてリャマだからやめたほうがいいとのこと。どこでもやることは一緒か。
クスコについてから、ガイドさんのはからいで、ガイドブックにも載っているクスコのアルパカ専門店(Alpaca Tamon)でお買い物。やっぱりここのはセーターが一万円ぐらいして、高い。小物系を適当に買ってお土産に。
今晩のホテルはなんと五ツ星クラスのホテル。壁の一部はインカの石垣。というか、クスコ初日に通った道の石垣がホテルの壁だったのだ。
やたらと広く、迷いそうなくらいのロビーにはレコンキスタ時代の古びた蝋燭台や化粧箱が展示されていて、サービスのコカ茶はティーバックじゃなくてコカの葉を煮出したポットが置いてある。廊下の壁には謎の黄金レプリカだ。
部屋に入ると、落ち着いたアンティーク調の家具に、どっしりとしたベッド。そんなに広くは無いが、確かに高そうな部屋だ。
ちなみに、部屋には無料のミネラルウォーターと、有料のエビアンが置いてある。だまそうとしているわけではないだろうけれど、これはかなり危険だ。
夕食はホテルのレストランにて。
ビールはクスケーニャの赤。ちょっとエールっぽい雰囲気もあるレッドビール。これでついに3種類制覇だ。
料理は事前に選択していたアルパカのロースト。毛糸の後はステーキってことで。アルパカさんごめんなさい。
200グラムは超えそうな肉のかたまりがゴロンと出てきたのにはびっくりしたが、思ったよりも柔らかく、絶妙な焼き具合。料理方法にもよるのだろうけど、ボリビアで食べたリャマのローストよりも柔らかくて臭みも無い。ソースがちょっとスパイシーなのもいい感じさすが、一流ホテルのローストだった。
しかし、ビーフはかなりダメっぽかったので、あたりハズレはあるのかも。今回はアルパカが大当たりだったというわけだ。
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