『スパイダー・スター(上下)』 マイク・ブラザートン (ハヤカワ文庫SF)
♪さらばー アルゴよー
旅立ーつ船はー 宇宙探査せーん ダークハートぉー!
ふたご座のポルックスを巡る惑星アルゴに入植している人類。
そこは異星人アルゴノートが過去に栄えた歴史ある惑星だった。
しかし、アルゴの衛星で不用意に異星人の遺跡を“ノックした”ばっかりに、アルゴを天罰の火球が襲い始める。
人類はアルゴノートの伝説に希望を託し、恒星でも惑星でもない遥かな謎の星、イスカンダルスパイダー・スターへ探査船ダークハート号を派遣する。
スパイダー・スターの中心で、科学者クリングストンと艦長ラスクが見たものは!!!
なんだか、ダークなアーサー・C・クラーク風の宇宙探査&ファーストコンタクト物。最新の天文物理学に裏打ちされているとはいえ、70年代SFの魅力を継承したオーソドックスな本格SFだった。
巨大構造物としてのスパイダー・スターも魅力的だし、登場する異星人たちも各種勢ぞろい。ムカデの団欒とか、笑うところじゃないのかもしれないが、ちゃぶ台を囲むムカデを思い浮かべると笑える。
クリングストンは、過去に別な異星人ともファーストコンタクトを成功させた英雄なのだが、そのせいでラスク艦長が対抗心を燃やしたり、高度に発達した宇宙人は友好的という思い込みをひっくり返したり、いろいろヒネリが利いたプロットになっていて、最後まで退屈しない。
その反面、説明不足で話が飛んでいるように見えたりする部分があって、ちょっと気になる。特に、スパイダー・スターのスポークとチューブの構造が理解できません。縦横関係がひっくり返っているような気がするんだが。何、宇宙空間に縦も横も無い。それなら、重力に鉛直方向と水平方向でどうよ。
そういえば、同じ訳者の『啓示空間』でもあwせdrftgyふじこlp;@
♪さらばー アルゴよー
旅立ーつ船はー 宇宙探査せーん ダークハートぉー!
ふたご座のポルックスを巡る惑星アルゴに入植している人類。
そこは異星人アルゴノートが過去に栄えた歴史ある惑星だった。
しかし、アルゴの衛星で不用意に異星人の遺跡を“ノックした”ばっかりに、アルゴを天罰の火球が襲い始める。
人類はアルゴノートの伝説に希望を託し、恒星でも惑星でもない遥かな謎の星、
スパイダー・スターの中心で、科学者クリングストンと艦長ラスクが見たものは!!!
なんだか、ダークなアーサー・C・クラーク風の宇宙探査&ファーストコンタクト物。最新の天文物理学に裏打ちされているとはいえ、70年代SFの魅力を継承したオーソドックスな本格SFだった。
巨大構造物としてのスパイダー・スターも魅力的だし、登場する異星人たちも各種勢ぞろい。ムカデの団欒とか、笑うところじゃないのかもしれないが、ちゃぶ台を囲むムカデを思い浮かべると笑える。
クリングストンは、過去に別な異星人ともファーストコンタクトを成功させた英雄なのだが、そのせいでラスク艦長が対抗心を燃やしたり、高度に発達した宇宙人は友好的という思い込みをひっくり返したり、いろいろヒネリが利いたプロットになっていて、最後まで退屈しない。
その反面、説明不足で話が飛んでいるように見えたりする部分があって、ちょっと気になる。特に、スパイダー・スターのスポークとチューブの構造が理解できません。縦横関係がひっくり返っているような気がするんだが。何、宇宙空間に縦も横も無い。それなら、重力に鉛直方向と水平方向でどうよ。
そういえば、同じ訳者の『啓示空間』でもあwせdrftgyふじこlp;@
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