サンフランシスコ協会から歩いてアルマス広場へ。
途中、トイレ休憩に立ち寄ったのは図書館。建物はもともと鉄道の駅として作られたものを転用しているので、切符売り場なんかもそのまま残っている。
ここの管理人のおばさんが熱烈な親日家で、日本語勉強中。Sさんとも知り合いで、日本人が来るとあいさつに出迎えてくれる。しゃべり方がフランソワーズ・モレシャン(って知らんか)みたいな感じでおもしろかった。
アルマス広場はリマの中心地。周囲にはカテドラルや大統領官邸がある。大統領官邸ということで、盾を持った警察官が周囲を警備中。しかし、一緒に写真を撮ってくれるぐらいフレンドリー。ここの警察官はセグウェイに乗っていたり、なかなかおもしろい。
クスコにもアルマス広場はあったわけだが、ペルーでは市街の中心地はどこでもアルマス広場。本来は、武器を集めておいて置く場所という意味。アルマス(armas)は英語の武器(arms)と同じ言葉というわけだ。四角い広場があって、教会と庁舎があるというのは中南米どこでも同じつくり。メキシコではソカロ。ボリビアだとラパスのムリーリョ広場が有名。アグリカリエンテスのような小さな村でも一緒の作り。
ここでの豆知識はペルーの国旗。普通は赤白赤の縦縞のものが使われるが、政府が使用する正式なものは真ん中に国章が入っている。作るのが面倒だからなのではなく、そういう決まりになっているんだとか。でも、縦縞どころか赤と白の四角ふたつだけというマークも良く見るので、本当は面倒だからだけなのかもしれない。
国章の動物はリャマかと思ったら、ビクーニャ。ビクーニャの方が希少種だからか。右の植物はクスリのキニーネに使うキナ。下は金貨。さすが、黄金の国。
中央にある像の竜の上に獅子が乗っているモチーフはスペインによる征服を示すモチーフなので、ペルー人が嫌っているというのはS氏談。そんなことより、てっぺんの天使の上に、帽子のようにちょこんと鳩がのっかているのが笑える。
ここからまたバスで移動。
途中で柵越しに見えた遺跡はプレインカ時代のもので、まだ発掘中だという。インカの石組みとはまた違った形の土のマウンド状の遺跡のようだ。かなり大きな区画で、リマの市内ど真ん中で発掘されたのは珍しく、いずれ新しい観光名所になるのでしょう。
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