新学期の準備等で忙しなく久しぶりのアップになってしまいました。 昨日、高等学校(私は美術の非常勤講師をしています)の方は新入生最初の授業・・・と言っても昨日は授業内容の説明と画材の配布だけでしたが・・・どんなクラスになって行くのかこれからとても楽しみです。一年間の始まりです。
アップしたの大岡川沿いの桜並木。 大岡川は横浜の街中を縫うように流れる小さな川、何年にもわたって桜が植樹され、いまでは立派な桜並木に。横浜の桜の名所のひとつになっています。 私は今年もゆっくりとした花見はできませんでしたが、昨日の出勤時にちょっと立ち寄りパチリ。 横浜はここ数日少し寒い日が続いているためか、桜が以外と持っているようです。今日・明日もきっとすごい人出になることでしょう。
アトリエで制作中なのは、一般コースのMさん。その手元、使っているのは竹で作った手製の筆(ペン)です。 Mさんはバリ島旅行から先日帰国したばかり、現地で知り合った画家の方が使っていた筆で描いてみたいということで、聞いてきた作り方をたよりに筆を作ってみました。
① 竹(笹)を取ってくる
今回細いものとやや太いものを用意。生木ではなく、やや乾燥したものを使ってみました。細い方はオリジナルです。
② やや太めの方は鉈で割り分ける
現地では4つに割って作っていたそうです。 今回幅も変えたものも作ってみました。
③ トンカチで先をつぶす。
つぶして平らにした後、穂先をカッターやはさみで切りそろえます。現地では斜めに切ってあったそうです。
④ 試し書き
右が現地で使っていたような筆、左はオリジナルで細い竹をつぶして穂先を広げたものです。中国の筆に確かこのようなものを見た覚えがあります。どちらも通常の筆と違った独特な描き味があります。 現物がなく、聞き覚えで作ったものなので、実際のものとはかなり違うかもしれませんが、突然入った筆作り、なかなか面白い体験ができました。画材は工夫してみるものですね。
Mさんが今回描いた作品はこちら キャンバス地に墨で描きました。
私ごとで恐縮ですが、今年の『上野の森美術館大賞展』に出品、何とか入選することができました。昨日、美術館より“ちらし”が送られてきましたので、ご報告させていただきます。
この展覧会は、個性豊かで可能性に富んだ作家を顕彰することを目的に昭和58年から行われている全国公募の平面絵画の展覧会で、若手作家の登竜門のひとつとも言われています。油画・日本画・版画などの区別がなく“絵画作品”として審査されることも大きな特徴です。 今年は845人、1276点の作品から325点が入選できたとのこと、今回、私(勝山) は初出品、正直「何とか入れて頂けた」という印象ですが・・・今回も描かせていただいた今は亡き象の『ウメ子』に感謝です。
第28回 明日をひらく絵画
上野の森美術館大賞展
会場 上野の森美術館 JR上野駅・公園口より徒歩3分
2010.4/27(火)~5/9(日) 10:00~17:00(会期中無休)
作家名で前期・後期に分かれての展示となり、私の作品は後期の展示、5/4(火・祝)~5/9(日)となります。
また、私の作品は出展されませんが、以下の日程で巡回展もございますので、お近くの方は是非ご覧ください。
箱根 彫刻の森美術館 2010.5/13(木)~6/13(日)
京都文化博物館 2010.6/29(火)~7/4(日)
福岡県立美術館 2010.7/21(水)~7/25(日)
昨日から四月ですね。 上のアップは庭の雪柳、桜に負けじと満開です。 ただ、今、外は強い風、みんな散ってしまわないとよいのですが・・・。
さて、ここ横浜は昨日、天気がまずまずだったので、アトリエのペット、くさがめの『のこのこくん』を冬眠用の水槽からいつもの“たらい”に移しました。本当は先週あたりを予定していましたが、いきなり寒さが戻ってしまったので今日に持ち越しです。
冬眠用の水槽はこちら
我家ではヒーターを使っての飼育をしていないので、昔ながらの冬眠で冬を乗り越えます。 水槽にレンガと灰汁抜きをした落葉を入れ、水をやや多くして、水槽ごと毛布にくるんで越冬。 いずれも水温の変化を極力避けるための方法だそうです。 しかし、我家は狭いため、いつも水槽の近くで人がバタバタ、『のこのこくん』さぞや寝にくかったろうと思います。しかも我家でははじめての越冬なのでこちらも無事冬が越せるか心配でしたが・・・本日お目覚め。大丈夫なようです。
そして、いつものたらいへ
少し広く、動き回れるようになりました。 しかし、本人としてはまだ暗い水槽の方がお気に入りのようで、
憮然とした表情です。
しかし、元気そうでよかった。