川越芋太郎の世界(Bar”夢”)

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美の壺:舞妓

2010-06-27 17:29:37 | 美の番組紹介
美の壺:舞妓


京の舞妓は生きた芸術である。
全身を日本の美で飾り、京の都を華やかに彩る。
長い伝統という時間を掛けて磨きつづけた美


日本の中で
日本の建築の中で
今も息づく美しさ


本日は、化粧・日本髪を結う・衣装を鍵に
3つの壺で紹介していただく。


<美の壺1:装いは少女の華やかさ>


芸妓と舞妓の違いは?
実は、舞妓は芸妓の前の段階
芸妓を目指し励む少女たちの呼称
日本には、昔から成長に合わせて名称が変化した
舞妓と芸妓もその関係にある。


舞妓は、通常お茶屋の女将さんが世話役として
衣食住の世界を通し、伝統文化を教えてもらう
芸だけでなく立ち振る舞いも。


昔は舞妓は、10歳から13歳の子供
(現在は10代後半に年齢が後退しているが)
子供のかわいらしさを引立たせる工夫が衣装の
細部に反映している。


「おこぼ」は、背を高く見せる
「だらりの」の帯びは、小柄を生かす。


<美の壺2:白赤黒が引き出す色香>


化粧も子供らしさと少女の魅力を引き出す
髪はかつらではなく、自分の髪である。
舞妓の期間5~6年間。
大人になる前の一握りの時間である。


<美の壺3:結い髪は大人への階段>


独特の髪型も、初めは「割れしのぶ」
数年後には「おふく」というように。
刺すかんざしもまた違う。
かんざしといえば、季節感をだす品でもある。


舞妓も芸妓もなかなか我々庶民には縁遠い。
しかし、日本の美を生きた形で華やかに飾る
彼女たち。
いまも、連綿と継続する美の世界。
遺してゆきたい伝統文化ではなかろうか。


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