多摩川に数羽のカモメが飛来していました。河口から来るのでしょう。最初の数枚は幼鳥です。羽が生え替わっていません。
節分を前にして、今年も恵方巻きを作ることにした。例年行ってきたこの時期のイベントである。春に向けてはちらし寿司が定番となっていたが、大阪方面から生まれた風習は、北上し、今ではバレンタインに並ぶ商戦が活発化している。自分は信心深い方ではないが、周りが喜ぶことは積極的に協力したいと思っている。
今年は太巻きを7本、中巻きを2本、かんぴょう巻き、納豆巻き、カッパ巻き、鉄火巻きを作ることにした。近所に海苔問屋があり、すでに焼き海苔は購入済みである。海苔問屋は何となく異質な商店である。昔はお茶屋で海苔も販売していたが、海苔単品を扱う店舗が住宅地にあるのは珍しい存在で、貴重な店舗と思っている。
この問屋は、有明海でとれる海苔を扱っている。関東では木更津や富津が有名であり、浅草のりも名前だけは残っている。最初の赴任地が君津であったため、そこでは多くの海苔問屋があり、帰省の度に10帖ほどを購入していた。春は新海苔がとれる。
恵方巻きを作る準備は海苔巻きを作るのと同じであるため、特に特徴があるわけではないが、材料は、だし巻き卵の厚焼き、かんぴょう、椎茸、芹、キュウリ、マグロの赤身、かにかまぼこ、さくら田麩ぐらいであろうか、彩りにブラックタイガーを茹でて使ってもよい。前もっての仕込みは、椎茸とかんぴょうを含め煮にする。厚焼き卵、かにかまぼこ、マグロはスーパーで購入している。自宅で厚焼き卵は作れるが、市販の方が手っ取り早い。
恵方巻きは、普通の太巻きでは海苔が持たないため、のの字巻きにする。海苔を1.5枚使う。太さの好みがあるので、海苔を縦に使うと太い海苔巻きができる。海苔を縦に置いたときの横の長さが具の長さとなる。我が家では5合炊きのガス釜で、2回炊飯している。米を1升使うわけである。太巻き1本は1合と少し寿司飯を使う。残った寿司飯は、海苔を半分に切って、細巻きに使っている。
注意点としては、乾燥椎茸を水で戻したら、戻しに使った水と同量の水を加え、砂糖を少量入れて3~5時間弱火で煮込む。途中アクが出るのですくい取る。時間をかけることによって椎茸が柔らかく煮える。一度取り出し、5ミリ幅に千切りする。さらに砂糖を加えて20分ほど煮てから最後に醤油を砂糖の1/7加えて沸騰させて仕上げる。
分量は乾燥椎茸200gに対し、砂糖700g、醤油100mlの割合である。