浅瀬にハヤブサが水浴びに来ていました。
デジカメ一眼レフはカメラ本体と画角やズームによって交換レンズが用意されている。撮影対象によって、選択する望遠、標準、広角、魚眼、マクロレンズがあり、焦点距離を変えることが出来るズーム、固定焦点タイプのレンズがある。野鳥撮影では画角が狭く、焦点距離の長い物を使う。通常、200~300mmであるが、テレコンバータレンズを本体とレンズの間に入れることによって、焦点距離を伸ばすことが出来る。自分は1.4倍と2倍のテレコンバータを使っている。レンズで一般的にいえることは、レンズの明るさで、明るいものほど使いやすく、暗い場所等、反射光量が少ないところでも使用できる。口径比で表し、F値で2.0~F8.0等とレンズに記載されていて、ズームレンズではF2.8~F3.6等と幅を持たせている。
望遠レンズでは、焦点距離が長くなるに従って多くのレンズを使用しているため、重量が重くなり、価格が高くなる。また、明るいレンズほど価格は高い。さて、交換レンズの他に、レンズフィルターが各種市販されている。交換レンズの先端に付けて利用する。レンズの保護には、UVカットフィルター(スカイライトともいう)を付ける。この他に偏向フィルター(PLフィルター)、NDフィルター(減光フィルター)等がある。
偏向フィルターは、反射を抑えるために使用する。例えば水中で泳ぐ魚を撮影する場合に、水面で反射した光をカットすることが出来る。またショウケースに入ったものを撮影する場合にもケースの表面反射を防ぐため、偏光レンズが役に立つ。
NDフィルターは減光の程度によって、ND2、ND4、ND8等と番号が付いていて数字が高いほど減光量が高くなる。原理は、金環日食など直接太陽を見ると目を痛めるため、ガラスに煤などを付けたもので見ていたが、サングラスを掛けると同じである。ND2をレンズに取り付けた時は露出量を1段階、ND4では2段階、ND8では3段階露出を開放に向ける。デジカメのフルオート機能で、減じた分だけシャッター速度が遅くなり、NDフィルターを取り付けると、暗い画像になると思うが、そうではなく、白飛びを防ぎ、被写体の明るさや色は変わらない。さらに、光量が減る分ボケの効果が高くなる。
作図の例ではND8フィルターを付けて噴水を撮影すると飛び散る水滴は、滝の水のような流れを撮ることが出来る。マニュアルで、シャッタースピードを60分の1秒以下にして撮影することと同じになる。