鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

野鳥の撮影

2015年02月08日 00時00分01秒 | 紹介

 デジカメ写真は、フィルム撮影を一変させた。電子機器の技術向上によって得られた賜であるが、もはやフィルムカメラは、一部のマニア以外には用いられなくなった。一時どこの繁華街にもカラー写真フィルムの現像を生業とする通称ラボが数店舗有ったが、今や、姿を消して久しい。デジカメ写真の機能を採り入れた携帯電話や、スマホが誰でも簡単に撮影できることで、デジタルカメラについても製品売り上げに歯止めがかかった状態である。

 ミラーレスカメラの登場は、液晶画面で撮影状況や結果を表示できるので、プリズム部分を必要としなくなったため、小型化に成功し、重量も軽くなっている。一眼レフなどと異なり、交換レンズも不要で、持ち運びに苦労することが無くなった。女性を意識して作られたようであるが、携帯に便利であることから、多くの人々に愛用されている。

 しかし、野鳥の撮影には、デジタル一眼レフがまだ主流といわれ、小生も大形の望遠レンズを持ち歩いている一人である。野鳥は樹木などに止まってくれればさほどシャッタースピードを上げる必要はないが、じっとしている鳥は少ない。いつも飛び回っているので、シャッタースピードを800分の1秒から1250分の1秒ぐらいにセットしている。明るいレンズを用いないと、暗がりや曇天では画像が粗る。ISO値は感度で、カメラ本体で合わせることが出来る。最近は、ISO3600やISO6400等の高感度機能を持つカメラもあるが、通常はISOをオートにしている。また、画像の粗さを考えるとISOは800以下にしたい。

 被写界深度を広く取ることによってピントの合う範囲を広げたいが、それには露出を絞る。露出は数値が大きいほどピントの範囲が拡がるが、逆に露出を絞ることによって、画像のボケが無くなる。野鳥写真はバックをぼかしたいため、露出は開放で使う。つまり、シャッタースピードを速くし、ISO値を押さえ気味にし、露出は開放で使う。天候や撮影環境条件にもよるが、レンズの明るさはF値で、F2.8、焦点距離300mm(オリンパス製)に2倍のテレコンバータを付けている。カメラはオリンパス製で、E-5である。35mmフィルム換算で2倍の撮像素子であるため、1200mmの焦点距離を持つことになる。

 このレンズは三脚を必要とし、手持ちでは取り扱えない。通常は手持ちを固定焦点のレンズF2.0、焦点距離150mmのレンズにテレコン2倍を付けて撮影している。良い写真かどうかは被写体に近接できるかどうかによる。