鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

危険物一般

2015年08月24日 00時00分01秒 | 紹介

 8月12日に発生した中国天津市浜海新区の倉庫爆発があったが、引き続き昨日(8月22日)隣接する山東省で化学工場の爆発があった。どちらも危険物であり、化学物質が発火・爆発した災害である。現在のところ、保管状況は不明であるが、原因究明には再発を防ぐ意味で、徹底した調査、分析が必要である。

 

 危険物は、国により、機関・業種により、定義が異なっている。我が国では法律に基づき、これを扱う際に、特別な注意を払わないと、人体または施設に損害ないし危害を与える恐れのある物質のことである。従って、取り扱う量や、使用目的によって、同一の物であっても危険物となる場合やならない場合がある。

 例えば、ダイナマイトは珪藻土にニトログリセリンを吸収させた爆薬であるが、導火線に着火しない限りは爆発しない。ニトログリセリン単体であると僅かな衝撃が加わると爆発する。自動車の燃料であるガソリンも、引火性が強く、爆発しやすいが取り扱う量が少なく、安全な対策が取られているため、一般にガソリンスタンドで給油出来る。

 危険物取り締まり条例準則で、危険物を6種類に分類し、第1類(酸化剤)、第2類(可燃固体)、第3類(注水発火固体:禁水物)、第4類(引火性有機物)、第5類(爆発物)、第6類(強酸類)であり、それぞれの物質毎に貯蔵可能な指定数量が決められている。この他にも、ガス類については、高圧ガス取締条例、爆発物は火薬類取締法によって規定されている。

 

 危険性を火災に限定した場合、我が国の火災保険料算定基準では、

A級危険物 引火点65℃以上

B級危険物 引火点30~65℃

C級危険物 引火点30℃以下

普通品   上記の何れにも属さない物  となっている。

 米国でも同様に引火点で区別している。

 

 引火点は危険物の目安に過ぎず、火災の危険度は他の多くの因子が関係している。運輸省令で船舶輸送をする場合に規定している分類を参考までにあげると次の通りである。

(1)火薬 (2)高圧ガス (腐食物) (4)毒物 (5)放射性物質 (6)引火性物質) (7)水及び空気に対する危険物 (8)酸化性物質 (9)可燃性固体 (10)綿花

 

 危険物の取扱い等に関しては消防法によっているので別項に譲ることにする。


天津の爆発事故

2015年08月23日 00時00分01秒 | 提言

 中国天津市で発生した大規模爆発事故は、開発特区と呼ばれている新興開発地域で起きた。我が国から進出した現地工場を持つトヨタ自動車は操業は停止しているものの、操業再開を近日中に予定しているという。工場の一部が被害を受けただけで、大したことはなかったようである。住宅地域ではなかったため、住民への直接被害はなかったようで、死者の多くは消防士のようである。原因の究明に当たっている天津市当局や、消防当局も解明には至っておらず、毒性の強い神経ガスが検出されたという話や、有害物質の発生など、二次被害も予想されている。

 

 爆発した倉庫には40種類以上の危険物が貯蔵されていた。炭化カルシウムやトルエンなどは工業用に広く使われるが、シアン化ナトリウムは青酸ソーダと呼ばれる劇毒物である。倉庫には許可量の30倍に近い700トンがあったようで、爆発の原因と考えられている。シアン化ナトリウムの主な用途は金属メッキ加工に使われる。

 

 硝酸アンモニウムと硝酸カリウムが合計1300トン、金属ナトリウムと金属マグネシウムが500トン貯蔵されていたようである。どのような管理であったかはよく分からないが、それにしても莫大な量であることは間違えない。焼死した消防士には大変気の毒であるが、火災の原因すら分かってなく、放水によって消火できると考えたのであろう。ところが、消化するためには、燃えている物質を知らないで水をかけたようで、放水によって鎮火どころか爆発につながる原因となったことも指摘されている。

 

 消防当局も保管されていた危険物を承知していなかったし、市当局も知らなかったようで、管理している企業の上層部10人の身柄は拘束されているため、いずれは分かることにはなるが、知らされない、知らないことが引き起こす悲劇である。

 

 我が国の消防体制は果たして同様なケースでうまく機能するのであろうか、臨海部の工業地帯や石油精製地域も多く、場合によっては危険物の保管も完全ではないかもしれない。従業員教育の徹底、日頃からの防災意識を高めることが重要である。非正規社員の増加、少子高齢化でベテラン社員が退職する中、後継者育成も十分ではないと聞く。対岸の火事ではないが、他山の石として各企業も自社の危険物や、毒劇物の保管状況について点検してみては如何であろうか。


深大寺蕎麦

2015年08月22日 00時00分01秒 | 紹介

  東京の郊外である調布市にある深大寺は、天台宗の名刹で、大きな敷地を持っていて、年中参拝に詣でる善男善女で賑わっている。本道に面した参道には土産物屋があり、有名なだるまを売る店もある。土産物屋よりも深大寺蕎麦を供する食堂が多いぐらい林立している。神代植物園と地続きであるため、写真撮影に行った日は必ずといって昼食は深大寺蕎麦を食することにしている。好みなのは夏冬にかかわらず「冷やしたぬき」である。

 

 独特の桶で出される曝した腰のある蕎麦で、口当たりがよい。たぬき蕎麦はきつね蕎麦と同様に動物名から来ているようで、エビ天の変わりに揚げ玉が入っていて、エビ天に変わったことが、狸にバカしたとされたのである。きつね蕎麦はきつねが好きとされる油揚げが入っている。たぬきは「他抜き」と同声語として、他人よりぬきんでるとの語呂合わせから幸せを呼ぶとされている。そこに拘って注文するわけではなく、蕎麦つゆとごま油で揚げた揚げ玉との相性が良く、おいしくいただける。

 

 深大寺で行きつけの蕎麦屋でエビ天を食べようとは思わないが、決して天ぷら蕎麦が嫌いではない。大降りのブラックタイガーが2本入ったエビ天蕎麦は、贅沢な感じを持っていて、余程のことでない限り注文しない。エビ天蕎麦がうまい蕎麦屋は他の蕎麦類もおいしいようである。自宅から車で15分ぐらいの場所に、小学校の同級生が蕎麦屋を開いていて、ここではエビ天蕎麦を注文する。蛇足であるが、区役所の近くに讃岐うどんを専門とするカウンターだけのうどん屋のエビ天もおいしかったが、最近は質が落ち、がっかりしている。エビは芝エビの種類である東南アジア産のバナメイである。

 

 今回の神代植物園は9時半の開園に併せて自宅を出た。平日で、曇天であったため、日差しが少なく、避暑も兼ねてであったが、来園者が少なく、貸し切り状態であった。昼食時に蕎麦屋に行ったのであるが、普段と異なり店もお客は疎らで、久しぶりにゆっくりとした昼食が取れた。蕎麦は水質と水量が多いところがおいしいといわれる。蕎麦粉は殆どが輸入物のようで、深大寺近辺は宅地開発が進み、蕎麦畑は見かけたことはない。

 

 手打ち蕎麦と称して、蕎麦打ちをディスプレーする店もあるが、新蕎麦を使っていると聞く。新米ほど蕎麦粉に執着はないが、新蕎麦の香りは違うといわれる。自分には未だにその区別が付かない。蕎麦の香りもよく分からずにいる。蕎麦はのど越しと蕎麦つゆの旨味と考えているが、この歳になっても分からないことがある。


五輪入札

2015年08月21日 00時00分01秒 | 提言

 公的機関が物品の取得、工事の発注、業務委託等を行う場合には、随意契約、競争入札を事前に公示する。経理で行う仕事であり、詳細は組織や団体によって若干の違いはある。東京での五輪大会が2020年に行われることが決まり、メイン会場等の建築が行われることになったが、費用の問題で白紙に戻された。既に基本設計が出来ていて、デザインも決まっていたが、公に出来ない問題が生じたのであろうか。徐々にではあるが、明らかにされてきている。しかし、何処かでフライングがあったのであろう。デザイン費用・工事費に係わる責任者不在という公の世界では稀な現象が生じていた。

 

 通常入札に当たっては、契約の段階で、業者登録が行われ、契約事務として、予定価格の作成、契約方式の選択、公示、入札、契約書の作成が行われる。予め年度予算は予算実施計画に基づき、支払い計画の示達が、監督官庁から成される。今回は入札に問題があったわけではなく、予定価格が大幅に膨らんだことが頓挫の原因のようである。工事の途中で、資材の値上がり、作業者等の賃金の上昇等が派生的に発生し、当初の予定価格の変更が生じたためといわれている。

 

 入札が終わっていれば、予定価格内で、受注業者は赤字となっても工事を進めなければならない。これが契約である。入札金額に応札出来なければ、不調となり、業者が決まらない。予定価格を修正する場合もあり、それでも応札業者がいなければ、上位2~3社との協議が行われ、協議の結果で決まる場合もある。支出は支出予算に対応する収入財源額を上回ることが出来ないのが一般的である。白紙撤回したということは、一般的でない入札が行われたことになる。

 

 予定価格については、ごく少数の担当者しか分からない。また入札時の予定価格については、組織で1名しかいない契約担当役が決めるため、事務方も承知するわけにはいかない。入札時に開封して始めて分かる仕組みである。事前に予定価格が外部に漏れると、入札の意味が無くなり、犯罪となる。

 

 今回は白紙とし、新たに開催期日に間に合うように、一からの出発となったが、既に契約が行われた部分や工事が進んだための費用等については63億円との試算がある。この金額は発注者側の負担となり、多くは税金で対応せざるを得ない。契約書が無効となるための条件を把握していないが、何ともお粗末といわざるを得ない。


パワハラ報道

2015年08月20日 00時00分01秒 | 提言

 最近愛知県大府市で起きた事件であるが、女性上司がアルバイトの男性社員を駐車場車中で日頃の勤務態度を叱責し、口論となって上司が部下の腹を10数回蹴ったことにより、意識不明となり、死亡させた事件である。様子がおかしいと思った上司は警察へ電話をし、アルバイト男性は2時間後に死亡したという。暴行傷害罪で上司は逮捕された。

 

 詳細な内容については現在の所、捜査中であり、何れ明らかにされると思うが、紙面から推察すると、パワーハラスメントが暴行という形で行われ、殺人罪にも値する、あってはならない事件である。狭い車中でどのようにして暴力を行ったのかは定かでないが、10数回も腹を蹴れば頑丈な大人であれば、内臓破裂等障害を起こす。女性上司は鮮魚卸業の役員と紹介されていて、会社の経営者である。

 

 女性の社会進出は、政府も力を入れている。安倍内閣の選挙公約でもあり、施政方針ともなっていて、女性の管理職の道を広げ、社会での活躍を期待されている最中の事件で、当該事件は各方面に大きな波紋を投げかけることになると思われる。積極的な推進に対するブレーキとなることは避けなければならないが、口論から傷害致死に至る暴力は、通常では考えられない世界を露呈した。

 

 当然、男女を問わず、管理者として行ってはならないパワーハラスメントであり、世の中に投じた女性管理者の特異な例として、重大な過失は見過ごすわけにはいかないであろう。ブラック企業というレッテルを貼られ、企業経営は頓挫するだけではなく、我が国を支えている多くの企業人にとっては、この事件が引き起こすモラルの低下や管理職の企業貢献に対し、多大なマイナスイメージを作ったといえそうである。事件を引き起こした責任は、釈明の余地はなく、即刻社会参加の道を閉ざすと共に、断罪に処す必要性を感じて止まない。たぶんそれだけでは済まされないと思われる。

 

 被害者であるアルバイト男性は23歳と若く、将来のある若者である。管理者といえども、人命を犠牲にするほどの制裁が必要であるわけはない。将にリンチであり、権力を笠に着た殺人者である。ご家族の落胆は如何ほどのものか想像するに余りある。このような事件を起こす管理者が我が国にいることだけでも情けないことである。被害に遭われた若人のご冥福を祈りたい。


経験と判断

2015年08月19日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 訂正や変更は業務に携わるかどうかにかかわらず、また、十分考察したにもかかわらず、判断後や選択後に起こり得る。間違いは誰にでもあり、起こりえることとして、最小限にする努力は欠かせない。間違えたことを錯誤というが、法律に基づいて、人知を尽くしたことであっても、法律において、錯誤は認められている。かといって、度重なった場合や、不注意や、ケアレスミスで片付けるには許されない場合もあり、謝るだけでは済まされなくなる。信用問題に発展するからである。

 

 では、どのようにして間違えを起こさないようにするかであるが、経験をベースとした独断と偏見を捨てることであろう。物事の判断は日常に存在することで、例えば、室外に洗濯物を干して出かけたら、暫くして雨が降り始めた。天気予報では雨は降らないとの予想であったが、傘を持って出かけなかった。交差点で横断歩道が青であったが、途中で赤に変わり、車の影にいたバイクにはねられた。等経験が時として通用しないことがあり、最悪の事態を招くこともある。

 

 判断の甘さが結果を招くのであり、予測はあくまでも確率であって、100%を保証するものではない。交通事故は、相手があり、事故を起こす確率は自分一人であれば100%安全であっても、人数や様子が変わるとその確率は落ちる。常に過去の経験は役に立たないと考え、その場の状況を新たな事象として認識する必要がある。

 

 雨に打たれて洗濯物が濡れても、傘を持たずに雨に打たれることなど、大したことではないが、自分の判断ミスで、大きな事故を起こせば、その損害の責任は免れない。人命を失うことに繋がれば、その補償たるもの一生涯働いても返済出来ない額となる場合もあり、責任回避は出来なくなり、錯誤では許されない。

 

 喩え従業員が起こした事故であっても、組織を代表する者が謝罪しても、刑事、民事の訴訟の対象となり、職を辞さなければならない例は多くある。法律は個人を守るのであるが、逆に、被害を及ぼせば、物であれば損害賠償が発生し、現状に復帰することが出来れば良いが、人命については生きていれば得ることが出来たであろう金額に慰謝料を含め補償することになる。

 

 生活していると多くの事柄に遭遇する。過去の経験で済ませることも多いが、常にその通りとは行かない。経験とはそのようなもので、判断に至る過程では条件を考え、選択肢が幾通りもあるとの立場で、対処せざるを得ない。経験は信じるに値しない場合もあることを認識すべきであろう。


迎え火送り火

2015年08月18日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 お盆は新暦と旧暦で異なる。自分が居住している地域は新暦なのであろう。8月13日の中日を挟んで、前後3日間計1週間である。初日の夕方に玄関でオガラを焚き、先祖の霊を迎え、最後の日にはやはりオガラを焚いて送り出す。1週間の滞在であるが、最近ではオガラを焚くことはなくなったが、近所のスーパーマーケットではお盆セットとして販売されていた。売っているからには需要を見込んでのことと思われる。このオガラの煙は何と煙たいのか、子供の頃からそのように感じていて、今でも好きではない。

 

 魂が煙に乗ってくるとされているため、致し方ないが、この習慣も最近は見ることもなくなった。事前に墓掃除に行き、伸びた雑草を刈り取り、線香を上げてきたが、線香の香りの方がどれだけましか、墓には線香の煙で他界した父母は戻ってくるのであろうかなどと思いながらの墓掃除であった。墓地に入る入り口はこの時期、一方通行となっていて、午前7時から午後7時までの開門である。

 

 以前は施錠するようなことはなかったが、若者達や暴走族のたまり場となり、真夜中まで花火に興じるため、近隣の住民から苦情が寄せられ、管理事務所の方で夜間は墓地に入れないようにしている。日中はジョギングする高齢者も多くいて、樹木が茂っている場所では避暑のために、駐車している多くの車を見かける。入り口付近には休憩所や、石材店が多く、献花用の華を販売している。目を引いたのは、墓地の販売である。

 

 以前から墓地の区画が広げられ、市報等で販売の通知を知っていたが、倍率が高くなったと承知していたが、一方では、管理が出来なくなった方がいるのであろう。石材店で募集しているとは思わなかった。石材店は古くなり、土台やブロックが崩壊している墓もあり、その修理や建立のためとばかり思っていた。どのようなルートなのか分からなかったが、市営墓地でも石材店等に販売するのであろうか、管理事務所の方にでも聞いてみようと思った次第である。

 

 煙が魂の乗り物であるとの発想は仏教徒であっても熱心な方ではないので深くは考えたことはなかった。そういえば、来迎図や、寺の本堂の欄間には天女と雲のような図柄が多い。多分煙と雲とは同じ乗り物なのであろう。魂の世界は無重力であるため、煙や雲で十分なのかとの勝手な解釈をしながら今年のお盆を終えた。


棗(なつめ)その2

2015年08月17日 00時00分05秒 | マニュアル

 切り合い口といって、身と蓋とを同時に蓋を閉めたまま塗りを行い、接合部に隙間や狂いがないように仕上げる合い口の処理方法がある。乾燥時間を考慮しないと接合部が固まってしまい、身と蓋が分離出来なくなるので、この施工を行うときは乾燥時間を見て、固化する前にカミソリを入れ、分離する。

 

  棗の場合は通常合い口が円形であるので、蓋部分をガラス定盤上で水溶き砥の粉を使って合い口部分を平らにする。身の部分は、直接ガラス定盤上で同様に研ぐことが出来ないため、薄くサビを施した後。蓋の合い口部分をベースとしてとの粉等を加えて、身の部分と摺り合わせを行い、合い口部分が平らになるように繰り返し行う。平らになれば施工したサビを固定するために、合い口部分を乾燥させた後、漆分の強いサビを施し、固定させる。

 

 合い口が平らでないと蓋を閉めたときに、カタカタと音がする。この音が出る部分は合い口部分に空間が空いているため、周りより低い部分となる。従って、動かない部分、密着している部分は高いため、その部分を研いで、下げる。僅かの量なので、研ぎすぎないように注意する。

 

 次ぎに上塗りの工程にはいるが、上塗りは通常3回塗りとし、下塗り、中塗りが終われば、その都度、合い口部分の摺り合わせを行い、隙間を埋めていく。最後の上塗りは、身に蓋を付けて同時に塗り込む。乾燥後、呂色仕上げを施した後、ぬるま湯の中で身と蓋を分ける。分けた合い口部分は摺りうるしをして仕上げとする。

 

 実際は素材の変形や、下地施工のムラなどによって、合い口部分が完全に密着出来ているかの検査は困難であるため、蓋の開閉によって微妙な空気の抵抗感で仕上がり状態を知ることになる。

 

合い口は蓋物の制作には欠かすことが出来ない。ぴったりと合った合い口は見た目もよく、下地段階でこの状態になっていなければ、上塗りに入ってからは修正出来ないため、下地段階で時間をかけて作っておくことが最も大切な工程となる。治具の活用、曲面にあったへらの作成、薄い下地の施工等どれも熟練を要し、失敗を恐れずに何度も挑戦することで、難しい施工箇所も分かり、工程も理解出来る。(このシリーズ最終回です)