【博多祇園山笠】②流舁き・飾り山笠編
2週間行われてきた山笠もあと二日、最終日の「追い山」の前日は
自分たちの地元を走る「流舁き」である。
男衆も幾分リラックスしている様子が窺われた、その「流舁き」が
来るのをバケツにいっぱいの”勢い水”を入れて待ち構える人たち、
自分たちの流域を走るのも最後である、いよいよ明朝の「追い山」
に向かい、調整の意味もある、特に若手にとっては正念場だ。
六番山笠土居流の若者たちが、”イヤー!”と大きな声を張り上げ
地元を駆け抜ける。
中州流5丁目の子供や大人たちが出発の挨拶している。
”勢い水”を掛けられ奇声を上げる中州流5丁目の子供たち。
町内を回り終え、些か疲れ気味の6番山笠土居流の子供たち。
今年の「飾り山笠」で最高傑作と言われる千代流「真田日本一の兵」
豪華・見事な出来栄え4番山笠千代流の「飾り山笠・見送り」
”蘭陵王”
櫛田入り一番の名誉ある「舁き山笠」東流の若武者
「飾り山笠」で唯一櫛田入りをする8番山笠上川端通の「西遊記」
走る山笠とも言われ、電線を避け信号機を避けて走る姿は実に
勇壮である。
博多山笠には色々の決め事がある。
手拭い(てのごい)の紅白は取締役、赤は若手のリーダー格が締める。
濡れている法被は「水法被」と呼ばれる。
締め込みと舁き縄・・・この後姿が博多山笠の魅力でもある。
赤と白の”たすき”は台上がり、手に持つのは赤鉄砲と言われる。
青と白は山笠の四隅を支える鼻取りである。