【即位の美・儀式の美】
5月1日「御大礼」が行われる。
天皇の代が替わることで時代の節目としてきた我が国において、践祚に伴う
「即位礼」と「大嘗祭」は最重要行事と位置付けられ、この二つの儀式を
合わせて「御大礼」と称される。
昭和から平成に替わる時は、昭和天皇の崩御による悲しみの中での即位礼
であったが、今回は今上天皇の譲位によるものであり、国挙げての華やかな
「御大礼」となるとものと思われる。
それに先立ち、NHKエンタープライズの企画で「即位の美・儀式の美」の
特別展示が行われた。5月1日の「御大礼」の事前勉強のつもりで見てきた。
国際フォーラム・ロビーギャラリー特別展示の全景だ。
「大正御即位式模型」
大正天皇の即位礼が行われた紫宸殿及び南庭の様子を模型で再現したもの。
大正天皇の即位礼は、明治42年(1909)に制定された登極令による最初の
大礼だった。
「即位式の旙(ばん)」
即位式に用いられた旙が実物大で展示されている。
大正天皇の即位礼より、今日に伝わる諸種の旙を立てるようになった。
「御大礼装束」
御大礼の際に着用される天皇の装束
御祭服
女官が着用する采女服
「ハレ」の日の装束・晴れ着の変遷
奈良時代から近代まで、国の重要な「儀式」において用いられた「正装」の変遷
<江戸時代の正装>
<平安時代の正装>
<奈良時代の正装>
「平安王朝文化絵巻」
国宝・源氏物語絵巻の目線で体感する「春の御殿」1/4のスケールで展示
されている。
王朝人の暮らしぶりを垣間見る。