私の広場~写真大好き

相変わらず好奇心は旺盛です。
目標はユネスコ無形遺産に登録された全国33件の
山車祭りを見歩くことです。

【越中八尾・おわら風の盆】

2019-09-06 21:15:26 | お祭り

【越中八尾・おわら風の盆】

是非見たかった「風の盆」天気予報を見ながらの決心だった。

JR越中八尾の駅から歩くと4・50分はかかる、それも坂道続き

駅前でタクシーに乗り町中まで、今日は午後7時から演舞が始まる

ため、町中の人出はまだまばらだった。

時間つぶしに坂の町を行き来し、古い町並みが祭り気分になっている

景色を見歩いた。

一寸洒落たお宅が目につき覗くと、ご主人が”上がれよ”と誘ってくれ、

生ビールに富山名物の白エビと豆鯵の唐揚げ、おまけに地元でも

なかなかお目に掛からない、白エビの刺身まで出る歓迎ぶりだ!

八尾の人は本当に親切だ!有難う!

メインストリートは人がまばらだ。

この狭い道が夜になると、三味線と胡弓の音が哀愁込めて響く・・・

ご馳走になったお宅・・・風の盆一色だ!

7時から始まった演舞場。

八尾高校郷土芸能部の生徒が、練習の成果を披露していた。

高校生らしく元気な張りのある声の、おわら節と三味線、胡弓、太鼓の音が揃い

会場の拍手を浴びていた。

おわら風の盆は、旧町と呼ばれる町が10町あり、井田川を挟んだ対岸の「福島」を

入れて11町で行われる。

演舞場では、「今町・鏡町・福島」に八尾高校の4組が演舞を見せてくれた。

男踊りは見ていて心地がいい。

大人たちに導かれるように、子供たちが続く。

男の子たちは法被を着るが、女の子はそれぞれ自分の浴衣を着て踊る。

「男踊り」は、案山子踊りともいわれ、その所作は農作業を表現している。

「女踊り」は、四季踊りと言われ、編笠を深く被るのが特徴だ。

おわら節の唄い手と共に、地方(じがた)が、おわら風の盆の雰囲気を作り上げる

、三味線、胡弓、太鼓の伴奏と囃子方のお囃子である。

胡弓が入るのは民謡では珍しく、この楽器が悲しげな、むせぶような響きを加える。

又、唄と唄との間に唄とまったく違う合いの手と間奏曲を演奏するが、これが

何とも言えぬ哀調を醸し出すといわれ民謡では珍しい。

演舞が終わり花道を下がっていく。

各町の町ながしが始まった。

フラッシュたいたら怒られた・・・

男の踊り手の衣装は、黒の法被に猿股と黒足袋である。

黒の法被は・・・木綿じゃないよ”絹の羽二重”だそうだ!

三味線を弾くお姐さんに、一人踊りを披露するお姐さん。

プロの踊り手さんのように見えた、自信に満ちた踊りっぷりだった。

 

おわらの歌詞の基本は7・7・7・5の26文字で構成する

甚句形式である。

「軒端雀が また来て覗く 今日も糸繰り 手につかぬ」・・・野口雨情

「私ゃ野山の 兎じゃないが 月夜づきよに 逢いに来る」・・・野口雨情

コメント (2)
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