私の広場~写真大好き

相変わらず好奇心は旺盛です。
目標はユネスコ無形遺産に登録された全国33件の
山車祭りを見歩くことです。

【富山・路面電車に乗って】

2019-09-14 11:51:41 | 旅行

【富山・路面電車に乗って】

富山市は、富山駅を中心に路面電車が縦横に走っている。

明治初期に建てられた廻船問屋が立ち並ぶ、岩瀬大町・新川通りの

ノスタルジックスポットを歩いた。

通りは旧北国街道沿いに並び、岩瀬は江戸前期の寛文年間(約320年前)

に港町としての形が出来た。

岩瀬は加賀藩の領地で御蔵があり、北前船で米や木材などを大阪や江戸に

運んでいた。

現在の岩瀬の廻船問屋群のある街並みは日本遺産ともなっている。

岩瀬運河に並ぶ小型漁船、その上を路面電車「ライトレール」が走る。

この路面電車、結構なスピードで走り一寸驚いた。その後背に立山連峰が・・・

通りの入り口にある「磯料理・松月」

訪れた文人が”富山湾は 天が松月に 与えた 生簀だ”と書いている。

落ち着いた佇まいの玄関・・・今日も高級車で乗り込むオエラさんが見えた。

”東風は竜宮城の使者、ホタルイカを送り  薫風は海の麗人、白エビを吹き寄せ

あいの風は出生魚、福雷魚のキトキトを運び 立山おろしは富山湾の王者、鰤と

甘エビを呈する”

「松月」の料理は、春夏秋冬魚つくしである。

食べて見たかったが”今日は団体さんで一杯です”と断られた・・・残念!

公園には北前船が飾られていた。

銘酒「満寿泉」の店構え、改装され綺麗になった。

蔵は改装中だった。

中庭の枯山水・・・往時の商人の繁栄ぶりが窺われた。

粋な黒塀に、黒松が覗く・・・贅沢な屋敷だ。

荒波を越え、動く総合商社として巨万の富を生み、岩瀬に繁栄をもたらせた

北前船の寄港地 船主集落  往時をしのばせる異空間だ!

北前船廻船問屋「森家」…国の重要文化財に指定されている。

「森家」の隣には「岩瀬銀行」が金庫番のように建てられていた。

「森家」の母屋のオイには囲炉裏が切られ、吹き抜けの簗・差物・帯戸の豪壮な

構成は実に見事だ!北前船の模型が飾られていた。

道具蔵の扉には、家紋と龍虎の鏝(こて)絵が施されており、

東岩瀬の海商の典型的な住宅のたたずまいを見ることができる。

通りには気の利いた休みどころも多く、途中立ち寄った和菓子屋の水羊羹が

のどを潤してくれた。ここ「今枝福助堂」の三角どら焼きが名物と聞き、土産に

持ち帰ったが、お母ちゃん殊の外喜んで食べていた。

日本海側にはまだまだ知らないノスタルジックスポットが幾らでもある。

元気でいなくちゃ・・・頑張ります。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【越中八尾・おわら風の盆】 | トップ | 【大相撲秋場所・場外】 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
江戸時代? (トミサン)
2019-09-14 14:37:35
越中富山ってこんな雰囲気なんですね~(何だか江戸時代にタイムスリップしたみたい) さいたま市の住人にすれば、遠くの(秩父の)山々が昔のままでも…市内には近代的ビルは有れど歴史を感じさせる風景は無いのです。オジサンの写真…昔の良き時代を感じさせる風景が、建物がそこに住む代々の人々の、語らいや笑い声までも聞こえて来そう。金沢、富山、そして越後、雪深い地方だっただけに伝統文化が凝縮され残っているのでしょうか。今の東京や大阪等大都会の日本人が忘れ去った心が未だ残ってる、そんなことを思わせる写真の数々。山車や神輿の良さとは又違って、古き日本の家屋敷、街並み、これもまた良いものですね。
遠路はるばる猛暑のなかを行かれ、ホント感謝申し上げます。ありがとうございました。
返信する
秋近し (トミサンへ)
2019-09-14 18:57:01
北前船の寄港地は各所にありますが、往時の廻船問屋の金回りの良さに圧倒されます。
豪商のそばには様々な商人が集まり、祭りも派手に行われます。富山湾内にある岩瀬地区に残る街並みも、造り酒屋に銀行に料亭と面影が僅かに残っていて、歩みも自然とゆっくりになり静かに散策できました。
返信する
時の重みを感じます (kikuo)
2019-10-04 15:17:52
いろいろの人が、それぞれの思いを込めて、作ったり、見たりした景色なんだろうなぁー。無機物にはないぬくもりを感じます。
返信する
時の重みを感じます (kikuo)
2019-10-04 15:18:23
いろいろの人が、それぞれの思いを込めて、作ったり、見たりした景色なんだろうなぁー。無機物にはないぬくもりを感じます。
返信する

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事