【富士宮まつり】
富士山が見える「富士宮まつり」は贅沢なお祭りだ!
世界遺産「富士山」の構成資産であり、富士山信仰の中心地で
ある富士宮で繰り広げられる「富士宮まつり」は、静岡県出身者
として是非見ておきたいお祭りだった。
快晴に恵まれた昼過ぎに富士宮駅前から間近で見た富士山は
実に神々しかった。
富士山本宮浅間神社は、全国に約1300ある浅間神社の総本社
である。本殿は徳川家康が江戸幕府を開いた翌年の1604年に
祈願成就のお礼として造営した由緒ある建造物で、国の重要
文化財に指定されている。
参拝客の列が長く続いた浅間神社本殿前。
屋台が動き出す前、富士山が祭を見下ろしていた。
浅間神社前には、各地区の山車や屋台が集まり始めた。
富士山からの伏流水で出来た神社内の「湧玉池」・・・国の特別天然記念物に
指定されている。
池に架かる橋の上では、地区の人達による踊りが披露されていた。
大鳥居前では、本殿に向かい富士宮囃子が奉納されていた。
「福地区」の山車が奉納に向かう。頂上の人形は「鍾馗さん」だ。
山車の合間で富士山が見え隠れしていた。
浅間神社前の通りに、各地区の山車が集結し始めた。
お囃子の若い衆が身を乗り出して・・・元気いいな~
女性のお囃子も威勢が良かったな~
山車の曳き廻し、祭り男の見せ場だぞ!
浅間大社前に参加地区の屋台や山車が勢ぞろいし、一斉囃子と共同踊りが
繰り広げられた。
各地区の山車の周りでは、男も女も一斉に富士宮音頭や創作踊りを披露した。
夕暮れ時になり富士山を覆っていた黒い雲が追いやられ、赤焼けの富士山が
間近に迫って見えた。
富士山も私も「富士宮まつり」楽しんでるよ!
富士山の見える贅沢なお祭りでした。
富士山にまつわるお話・・・
★馬上の織田信長が唸るように言う「この国にある古いもの、ことごとくと思ったが、あれだけは壊せぬ」と、側にいた徳川家康が相槌を打つ。「この日本・・・如何になろうと、あの山は残ります」
何時までも美しい姿を見続けたいものです。