【祭アルバム・根津神社例大祭】
根津神社・・・格式ある神社である。
現在の社殿は宝永3年(1706年)甲府藩主徳川家宣が
献納した屋敷地に造営されたものである。
境内はツツジの名所で知られ、森鴎外や夏目漱石と言った
日本を代表する文豪が近辺に住居を構えていた。
本殿・幣殿・拝殿を構造的に一体に作る権現造りの傑作と
されている、社殿7棟が国の重要文化財に指定されている。
徳川将軍直々の幕政により定められた祭礼であり、荘厳で晴れやかな
面影は今も受け継がれている。
神社に隣接する東京大学の、レンガ塀に沿って例大祭の行列が
長々と続く様は、江戸時代にタイムスリップしたかと思われた。
徳川将軍から奉納された、大神輿が本郷通りを厳かに進んで行く。
中学生かな?小学生かな?可愛らしい巫女さんが人力車に乗り
嬉しそうに微笑んでいた。
将軍様はお祭りが好きだった。
幕政により祭りを定め、豪華な神輿を3基奉納したとは・・・
300年もの長き間、町民の人たちが受け継いできた祭り風景は
今に受け継がれている。
加賀前田家の広大な屋敷の正面が「東大の赤門」として残り、
その前を根津神社例大祭の行列が厳かに進んで行く、時は流れても
祭りの風景は今も変わらない。
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