【祇園祭”22後祭】山鉾巡行
一週間前に行われた「先祭」では、長刀鉾に稚児が乗り9基の鉾と14基の山が
にぎにぎしく巡行された、「後祭」では、1基の鉾と10基の山が巡行した。
今回は、196年ぶりに復帰した「鷹山」が注目を浴びた。
巡行の先頭「祇園会」の旗が粛々と進む。
「橋弁慶山」が巡行の先頭を担うのが慣例となっている。
「橋弁慶山」五条大橋で対面する弁慶と牛若丸を再現した山である。
「浄妙山」平家物語にある宇治川合戦の故事を再現する山である。
広い御池通りを巡行する鉾と山、「南観音山」別名下り観音山が堂々と・・・
「鯉山」勇壮に流れを遡る鯉のご神像が見事な、立身出世の舁き山である。
御池通りは、巡行を見る人達で溢れていた。巡行を見て興奮したのか、
蝉の大合唱が暑さを掻き立てていた。
196年ぶりに登場した「鷹山」が注目された。
「辻廻し」も、猛練習の成果が出て順調に方向転換をすませ大きな拍手を浴びた。
出来立てのホヤホヤという感じだ、祭りが済むと仕上げをするのだろう。
指揮を執る威勢のいい男二人・・・気合が入っていたぞ!
手前の男性の奥さんが偶々私の横で見ていた、やっと晴れ舞台に出られましたね、
と声を掛けたら「お陰様で!」と声を震わせていた。
四条通りを巡行する「南観音山」、歩道はスマホをかざす人が一杯だ!
「北観音山」楊柳観音像と韋駄天立像を祀る曳山だ、
別名上り観音山と呼ばれている。
ご老体、役目とは言え・・・暑いの~
熱中症に気を付けるため、四条通りのコーヒーショップから覗き見だ!
京都は暑いと判っていても、日陰を探しながら巡行と一緒に歩きとおした。
先週の「先祭」ほどの人出はなかったが、沿道には多くの観客が見ていた。
3年ぶりの祇園祭で京都人も、祭り好き人も心躍らせた。
やはり祇園祭りは、最高の祭りだと改めて実感した。