保護者の皆様から、3.3東海大会のDVDを頂いてから、様々な角度から何度も、子供達の熱い闘いを見返している。
最後の試合を、まさに全身全霊で闘うカユウ…私のイメージしてきた組手スタイルを、高い水準で体現し、優勝したタイシンやサワ…そう、振り返れば、その他にも、じつに多くの子供達が想い溢れるファイトをしてくれた。
とくに卒業生達のケジメの参戦は、自分の中にある【空手道という物語】、その最後のページを、美しく飾ってくれたように思う。
そう、試合に勝ったとか負けたとかの問題ではなく、自分自身に打ち勝てる、こんなにも素晴らしい子供達の在り方を、誇りに思い、これからも忘れずにいたいと思う。
舞い散る桜の花びらを見ながら、道場に向かい、そして道場に一人立つ。
《あぁ、もう卒業生達にも、あまり逢えなくなるんだナ‥》
そんな想いにふけっていると、新たな希望の歌が聞こえてきた。
『押忍!失礼します!』
新たな顔。次世代の子供達。
《そうだ、この子達に伝えて行こう!あの素晴らしい卒業生達の在り方を‥》
そう、言葉や映像などを通して、これからも語り継いで行かなければならない、彼らの残した足跡‥技と意志、その心。
そんな想いが受け継がれて行くのなら、この子達の中に、きっと卒業生達は生き続けるのだろう。
親から子供、そして孫へと‥人から人へ、その想いを繋いで行くことの中にこそ、永遠性‥永遠の命というものが存在するのなら‥
『ソレらを大切にしたい‥』
そんなふうに思った。
【今日の一枚】
★写真は‥道場長&トウイ。