浜松市の子ども空手道場☆浜松スポーツ少年団【武道禅空手 流拳會-Rukenkai-】

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9月25日 ◇道場ブログ特別編‥【空手道の向こう側 ―成長の瞬間―】

2013年09月25日 | 教室の出来事

私が浜松地区で指導をするようになって3年半がたちました。


指導を始めて一年もたたない頃、入会してきたのがケンシンです。


基本的には人見知りをするケンシンなのですが、そのような中でも仲良しになったカイトウとは、ともに空手の稽古を頑張ってきました。


道の途中、いつしかその友達も遠い地に引越しをすることになり、稽古前の時間など、壁にもたれながら、まわりの子供達が遊ぶ姿を静かに見つめる、そんなケンシンの姿が目立つようにもなりました。


そのような状況も続けば、すぐに空手をヤメたくなる子も多いのですが、おそらく遠い地で、空手の稽古を頑張っているであろう友達にも負けないよう、あきらめることなく空手を続け、一つの結果を出すまでになったのです。


通常、少年黒帯を取得するまでに5年~7年ほどかかる子が多い中で、彼は3年かかっていない。浜松地区の昇段者としては、おそらく最速なのでしょう。


ウチの道場だけでも週3回の稽古をし、コンスタントに審査会や大会に参加し、技や感覚を鈍らせなかったのも効果的だったのかも知れませんね。


頑張ること‥それは人によっても生活のカタチは違うので、その枠の中で精一杯ヤることが大切なのですが、頑張るということの基準も人それぞれ微妙に違ってきたりもします。


しかし‥とは言っても、やはりケンシンの頑張りは‥


『イヤ、それだけヤってきたんだ!』


と言えるもの。


全日本新人戦優勝、全日本4位入賞、全国茶帯T優勝と、その成績は輝けるものに。


それでも、組手になるとかなり強気なケンシンですら、高台強化稽古では、何度も涙する場面があったほど。


泣けるほどの稽古を重ねてきた‥そういうことなのです。


少年空手と考えても、年間を通して、これだけの緊張感の中で稽古を続けることはタイヘンなのですが、このような結果を出せた一番の要因としては、物事を中途半端にしなかった本人の努力と、御両親の御協力のおかげだと、私は思ってます。

そんなケンシンが、黒帯を受け取る時に言いました‥


『良い時代に入会できました。井口先生の指導と、強い先輩や仲間達のおかげだと思います。ありがとうございました!』

あの人見知りのケンシンが、素晴らしい言葉を。

一つのことを一生懸命に続けることと、その中から何かに気付くということは、こんなにも子供を成長させるのかと思うと、あらためて大きな感動を覚えます。


だから、これからも沢山の子供達の成長の瞬間に出逢いたいですし、成長を促進させる方法論ひとつ、私自身、更に勉強して行きたいと思ってます。子供達のヤル気に負けてられないですからネ(笑)


最後に、そんなケンシンのヤル気に満ちた言葉を御届けします‥




『今後の目標としては、弐段を目指して頑張ります!』




☆ケンシンおめでとう!☆(^-^)v

9月18日 ◆道場長ブログ‥【拳流院 雷禅のヒトリゴト ―思えば‥―】

2013年09月18日 | 教室の出来事

思えば‥小さな体ながら、この7年間を懸命に駆抜けたマサナオ。


そんなマサナオが中1になり、テニス部の活動に専念するため、空手クラブを卒業した。


武道啓明賞、東海大会準優勝、全国茶帯ト―ナメント大会・準優勝、全日本大会4位入賞と、その実績は輝けるものに。


でも、それでも‥どんなに努力を重ねたとしても、夢に届かないことがある。


マサナオが涙ぐんでいた。お母さんが泣いていた。お父さんが、それを静かに見守っていた。


最後の挨拶、互いに想いのすべてを言葉にすることは出来ないにしても、それでも、察することで少しでも人の想いに近付きたい‥そんなふうに思った。


思えば‥いつもお父さんとお母さんは、他の子供達の良いトコロを探し、そして声をかけ、たくさんの子供達の意識上げをしてくれた。そう、いくつかの場面で、どんなに子供達の心は救われ、その後も頑張れたことだろう。


思えば‥いつもマサナオは仲間達と切磋琢磨し、その頑張る姿を通して、後輩達をも良き方向へ導いてくれた。


この3年間、浜松地区としては10人の黒帯が誕生したわけで、共に稽古をし、与えてくれた、彼や彼の御両親のチカラは、どれほど子供達にとって尊いものになったことだろう。


あの頃‥西部道場、居残り稽古のハジマリは、私とマサナオだけだった。

《でも、マサナオがいれば百人力!》


言葉の意味はともかくも、夢に向かい、その時間を大切にし、二人三脚でやってきた年月。


夢に届かずとも、やり切った感はある。様々な思考をしたうえで、彼が下した決断を、私は素直に受け入れたいと思う。


空手クラブに残るのか?残らないのか?


その、どちらの選択が正しいのかでは無く、武道精神を活かし、世の中全体に貢献して行くことの方が、これからの人生を生きるうえでは重要となって行く。


長きにわたる時間、真剣に物事に取り組み、多くの経験を重ねてきたマサナオだからこそ、辿り着ける場所があるだろう。

師と弟子。共に稽古をし、二人三脚で歩んできた部分があるからこそ、分かち合える想いがある。

頑張る姿と‥その言葉と、笑顔と、泣顔と、彼の残してくれた想い出のすべてに、心からの感謝をしよう。



《ありがとう!ありがとう‥》




彼のいない稽古風景に、まだ慣れていないボクは、彼がいたはずの場所に向かい、この言葉を繰返している‥

9月17日 ◆道場長ブログ‥【拳流院 雷禅のヒトリゴト ―2013・DEEP浜松大会―】

2013年09月17日 | 教室の出来事


かつて私の昇段試合の相手を探し、交渉してくれ、練習などを含め、色々とその準備をしてくれたことのある山田道場長。

《そんな山田君には恩がある!》と言うことで、彼の試合の応援に行ってきた。


今大会は正直、カ―ド的には興味が無かった大会なのだが、おそらく最後になるであろう山田道場長のリングでの試合を、見届けなければと思った。


禅道会からの参加選手は3名。他流試合の結果は、みごと全員が勝利することに。山田道場長は一本勝ちで圧勝の試合内容。寝技のコントロールが素晴らしかった。おめでとう。これからは総合空手の世界でスタイルチェンジもして行くとか。コチラも楽しみとなる。


彼らの試合が終わると、メインの試合も観ずに会場を出る。


そして台風接近を気にしながらも、豊橋市にある映画館へと向かう。映画キャプテンハ―ロックを観るためだ。


SF。ウン、面白い。観るなら3Dがおススメ。戦闘シ―ンが多いしね。

23時、観終わると外は土砂降り。


けっこう忙しい一日だったのだが、良いモノを観ることが出来た。ただ一つ言えることは‥山田君もハ―ロックも、男の中の男ということダ。


そんなハ―ロックの言葉‥



『自分を縛るモノと闘え‥』