『感無量!』とは、このようなことを言うのかも知れません。
先日おこなわれたJr.全日本空手道選手権大会は、昨年をも上回る結果に。
細谷ダイスケ、高林ナオト、望月フウガの3名が優勝し、全日本を制覇。
山田シュンヤ、山田リョウガの兄弟が揃っての準優勝。
茶帯の赤塚トモヤが一回戦で黒帯を破っての3位入賞、そして幼年の部では、新人戦を新村シュンが優勝するという、素晴らしい結果をもたらしてくれたのです。
昨年同様、7人もの入賞者が出たわけですが、優勝者の数も増え、いつも一緒に稽古をしている者同士の同門対決と言える試合もいくつかあり、どちらが勝つとか負けるとかの話ではなく、高い意識と取り組みをもって、皆がこの大舞台に辿り着いてくれたことを、指導者としてはイチバンに嬉しく思えたのでした。
もちろん物事ですから、参加者の全員が全員、入賞するわけはなく、実力者でもチカラを上手く発揮出来ずに終わるという試合も、いくつかあったわけですが、それをいつまでも嘆くよりも、すでに子供達は自らの課題を探し、次に繋げて行こうとしているわけで、そんな前向きな姿勢があるという現実も、たくさんの子が入賞したことと同様に嬉しく思えるのです。
全日本大会に出るくらいですから、もちろんキツい稽古を多く重ねてきたわけですし、高い意識で何かに挑もうとする姿は、すでに勝敗や結果などを超越するような、そんな高貴な部分すら感じられます。
今回もたくさんの泣顔に出逢いましたが、そう、泣けるほど真剣に取り組んできた‥ということなのでしょう。
東海地区の歴史の中でも、過去最高の結果が出た大会となりましたが、今回をもって少年部の試合を最後とした、山田シュンヤの言葉を載せておきます‥
『一緒に稽古をしてくれた、みんなのおかげです!とくに一緒に稽古をしてくれた、ダイちゃんに感謝します!ついにダイちゃんには勝てなかったけれど、やり切りました。悔いは無いです!ありがとうございました!』
‥シュンヤのこの言葉にもあるように、勝った子も負けた子も、きっと多くの発見と学びが、心の中にあったことでしょう。
だから‥その精神的な学びと成長の部分にむけて、参加者全員に『おめでとう!』の言葉を贈りたいと思います。
忘れられない日になると思います。
良い一日でした‥。
m(_ _)m