※武術の技は、ほんらい秘密にしておくべきもの。見学などは御遠慮ください…m(_ _)m
4月から土曜日の第二部の稽古は、武術を研究、指導、稽古をしています。
基本、黒帯の中学生〜高校生の参加のみと限定するのは、物事には段階的なものがあり、そこを飛び越えて違うものを学ぶとなると、今までやってきた競技空手としての技術にマイナスになる可能性が大きいと判断したからです。
井口道場的…井口流の指導とはなりますが、武道空手(競技)が表の技だとしたら、武術空手(護身術)は裏の技。
競技と武術ではシチュエーションが違うので、技の質もだいぶ違ってきますね。
武術の技は、競技では反則となる技も多いのですが、いくつかは競技にもアレンジ次第で導入できますし、この〔いくつか〕がスゴく効果的な技だったりもしますので、その部分の追求も出来ればと。
武術はとくにカウンター、フェイントや体の使い方を重視しますが、小さな人が大きな人との差を埋めて行くための知恵が溢れているので、とても勉強になり、希望が持てます。
井口道場では元々、競技空手の指導にも武術のエッセンスは入れてきましたし、禅道空手の基本稽古を軸にはしていますが、理合や稽古法はかなりアレンジをしてきたように思います。
それでも多くの地区チャンピオン、全日本チャンピオンが誕生しましたし、アレンジした表の技の指導だけでも結果が出るのなら、裏技の一部を導入して行ったらどうなるのか?
そこが、今から、とても楽しみでもあります。
しかし物事ですし、または週一回の稽古ですから、本当に競技に活かせる選手が出るまでには何年かはかかると思いますが、その一方で、スポーツ競技としての部分だけに囚われず、本来の武道としての軸…実戦だとか、生涯を通しての心と技の追求、修行として考えてみても、この武術研究会も、末ながく続けられたらと思ってます…^_^