いつも武道空手少年クラブの活動に御理解と御支援を頂きまして、誠にありがとうございます。
さて、今年も残すところ、あとわずかとなりました。
今年は諸事情もあり、豊橋、浜松と教室責任者の交代がありました。
私自身、豊橋各教室での積み重ね、子供達への想いなどもあり、その地を去ることは、とても辛い選択でもありましたが、人が生きるうえで大切なこととして、『受け入れる』ということも、すでに武道は私に気付かせてくれていました。
その『流れ』の中で今、何をするべきか?
どうしたら全体を生かすことが出来るのか?
沢山の恩恵に対し、自らがどう行動すれば、その『恩』を返して行けるのか?
それらを考えた時、自然と道は決まったのです。
浜松での指導は新たな地ということもあり、それなりの不安もありましたが、素晴らしく御理解のある保護者の皆様、とにかく愛らしい子供達の存在があり、私はずいぶん心を救われたような気がします。
指導を担当して約半年。幸い各教室の子供達も、稽古や試合などにおいても目に見えるカタチでハッキリと、その成長を確認出来るようになりました。
今年の夏には、東海地区としては初の全国大会もありましたね。その全国大会では、こちらも浜松地区としては初となる入賞者(準優勝)が、担当する白脇教室から出たことは、感動的な想い出としても記憶に新しいところです。
やはり、これらの結果も、過去からの繋がり、保護者の皆様の御支援、各教室の指導員の協力、一緒に稽古を行っている子供達の存在があってこそのものと実感していますし、その流れの中に私の指導が少しでも、全体の中の一部やキッカケになればと、いつも、そんな想いの中で子供達の指導にあたっています。
今年は新たなスタ―トとして色々と大変なこともありましたが、それは子供達だってそう。
現実を『受け入れ』、個々の中にある『戦い』と向き合い、それらを越えてきたからこそ、その経験がチカラとなり、現在、道場内にある『熱』としての活気が見られるのだと思います。
私自身、今年のこの経験があったからこそ、あらためて人と人との繋がりや支え合いの部分には、強く、深く、感謝の気持ちを持てるようになりました。
これらの恩恵を自分なりにでも返して行くことが自然の流れでもあり、それも自然界と調和して行くことの一つであると。
自然の流れに逆らうのでは無く、自然の流れを考えること‥その流れに添うことが物事を好転させて行くことなのだと、あらためて意識できるようになったのです。
もちろん私自身、まだまだ修行の中にあり、未熟者であるのですが、この道を子供達と共に歩き、共に学べることを至上の喜びであると感じていますし、すべての生命(いのち)は『生かされて生きている』という実感の中、少しでも自らが身近な生命を生かせる(活かせる)よう、思考することを止めることなく生きて行きたいとも思っています。
大きなことを言うつもりも無く、自らの行動に大きく『背伸び』をするつもりもありません。
自らに関わる人々や目の前にある事象に対し、ただ『真剣』でありたい‥と想うだけなのです。
今年一年。思えば教室指導において、子供達や保護者の皆様の一言ひとことや笑顔は、私を支える大きなチカラであってくれたことに心から感謝したいと思います。
本当にありがとうございました。
来る年が皆様にとって、みのりある良い年であることを願っています。
それでは良い御年を‥。m(_ _)m