今回の東海大会、我が道場からの参加人数は最多の61名となりましたが、ここ数年の稽古への取り組み、審査会や大会での成績から見ても、小さな子から《組手慣れ》をしてきていて、じつに積極性が増していると感じていた私は、その向上心の高まりを静かに喜んできましたし、そんな子供達の成長は、今大会の参加人数にも繋がっているように思います。
ならば、今大会の結果は‥どうなのか?
やはり、日々の稽古からくる意識の高まりは、精神面の安定を導き、養ってきた技術力を出しやすくする要素などもあり、それは去年以上の結果をもたらすことになったわけです。
優勝者4名。準優勝者4名。
【優勝者】
★[幼年・軽量級]
※森 力介(西部道場)
★[4年生・中量級]
※川合紗和(白脇道場)
★[6年生・中量級]
※杉山泰信(白脇道場)
★[6年生・重量級]
※萩野翔太(積志道場)
【準優勝者】
☆[2年生・軽量級]
※氏原渚渡(西部道場)
☆[4年生・重量級]
※杉山斗威(西部道場)
☆[6年生・中量級]
※松島健斗(白脇道場)
[中学生女子]
※小田恭世(高台道場)
と‥このような結果に。
そして今回の入賞者を見て印象的だったのは、8人中7人の子が、他の先生の担当する道場への出稽古も無く、所属道場のみの稽古でも結果を出せたこと。
それは‥
『自分の子は自分が育てたい‥』
と願ってもいる、指導者としての親心からしても、とても喜ばしいものとなりました。
それでも、忘れてはいけないのは、私が提唱する稽古法や組手スタイルが、結果を導き出す全てではないということ。
稽古法や組手スタイルへの考え方は、その子の能力を引き出すことは出来ますが、やはり、それらはサポート的なものでしかなく、何よりも結果を出すということは、子供達の日々の積み重ねからくる、努力以外の何ものでもないということなのです。
さて、今回も様々なドラマがあった今大会。6年生達のケジメの参戦‥サワの約6年越しのライバル闘争への勝利‥ショウタが2年半ぶりの試合で優勝したりと‥他にも色々とありましたが、また後日、映像などでも子供達の頑張りを確認したいと思ってます。
そして所属では無いにしろ、出稽古組の中でも週2回から3回、我が道場にも通ってくれているダイやマナミのことも書いておきましょう。
ダイスケは東海地区のエ―スになったと感じさせる見事な試合ぶりで優勝、もともと器用な選手ではありますが、何よりも精神コントロールがシッカリと出来るようになったことが、彼のチカラを更に引き出していますね。
また全日本王者でもあるマナミは、今回は惜しくも準優勝。動きにカタさがみえたので、王者であり続けることのプレッシャーなどもあったのかも知れませんが、反省点がハッキリしている点からも、次に期待したいと思います。
もちろん、その他の子も含め、ウチでの稽古も大切にしてくれている子供達を《我が子》のように思ってますし、所属の子供達同様に、その活躍を嬉しく思ってます。
最後に保護者様、他流派の先生方や子供達、大会に御協力頂きました皆様、本当にありがとうございました。
次回も皆様とつくる、より良い大会にしたいと思っておりますので、これからも変わらぬ御支援を、よろしくお願い致します。m(_ _)m
【井口道場・武道啓明賞受賞者】
☆伊堂凜(積志道場)
☆杉山斗威(西部道場)
☆杉山泰信(白脇道場)
☆五十棲遥(白脇道場)
☆植村響香(高台道場)
☆小田恭世(高台道場)
※長年の稽古への取り組み、その子の精神性を評価される啓明賞、こちらも価値ある素晴らしい賞です。受賞者のみんな、本当におめでとう! (^-^)v