お待たせしました!
もう結構たちますけど、夏季合宿についてです。
もう、だいたいの流れは各先生方もブログで書いていると思いますので、私はレクについて書こうと思います。
もう禅道会東海のHPを観ていただいた方も多いと思いますが、今回は多少、長めに映像が編集されているので、保護者の皆様や子供達にも、合宿の雰囲気を感じてもらえるのではないでしょうか。
さて、もう何回も担当している合宿でのレクリエ-ションですが、毎回、子供達も楽しみにしているので、考えるのにも気合いが入ります。
でも今回は苦しみました。もう何年も担当しているし、正直、ネタが無い。
いつも前回以上に面白いものをと考えているので、よりプレッシャーにもなるわけで。
人を笑わせるとは大変なことで、今回の寸劇で役をやって頂いた先生方も、脚本、選曲、演技指導をしていた僕も、バカなことを真剣にやっています。
全体の年齢層にウケるには、どうしたら良いか?
そして、少しでも新しいものを‥と、色々と考えれば考えるほど深みにハマって行くのですが、もうコレで担当するのも最後カナ?と思いながら、10枚になる原稿を書きあげました。
こんな、しょ-もない話で‥と思われるかも知れませんが、こんな話で‥です(笑)
今回の新要素は、寸劇へ小中学生を参加させたこと。どうしても怪談を聞きたくないという数名に、役を担当してもらいました。
でも、これが後に大変なことになるわけで(笑)
今回は当日リハーサルを 何回か行っているのですが、中3のダイスケが、
『これは面白い(笑)』
と言っているのを聞き、
『イケるかも?』
と思いましたね。
いつもは怖い話の流れで寸劇が始まるのですが、今回はそれが無い。
意外なトコロから劇が始まり、ラブストーリー的な部分やガチンコ寝技バトルなども入れ、最後の最後でのドッキリは失敗ともいえる出来でしたが、それなりに子供達の想像は超えることが出来たように思います。
今回の怖い話のタイトルは『振り向いてはイケない』。そして寸劇のタイトルは『オルフェウスの罪』
怖い話と寸劇は、じつは微妙に繋がっていて、ギリシャ神話のオルフェウスの伝説もかけています。
この寸劇は二通りの見方ができ、キャプテンAの続編とも見れますし、役をやった子供達をドッキリにハメるためのモノとも見ることが出来ます。
ですから怪談は聞かず、役に徹していたリョウガは、その場面で呪文を唱えながら後ろを振り向くのですが、客席の子供達からは、
『振り向いちゃダメ~!』
と声がかかります。
それでも怖い話を聞かなかった子供達は役に従い、手足を縛れ、大広間の中心に並ばされることに。
大音量のホラー曲の中、改良型ジョーカ-マスクをつけた私が、子供達にせまるのです‥
『助けて欲しければ、井口先生の良いトコロを言え~!』
すると子供達はうつむきながら‥
『スリムです‥』
『優しいです‥』
『カッコイイです‥』
と、思ってもないことを。
そして私は、
『ン~‥イイ響きダァァァ。ならば熊谷先生の悪いトコロを言ってみろ!言わなければ‥怖い話をする。呪いのフランス人形を‥』
でも、うつむいて何も話さない子供達。そこでドラえもんの明るい曲が流れ、お開きになるのですが、本当はもう少し、なんちゃって怖い話をする予定でした(笑)
ま、でもあのヘンで終わって良かったですかね。
リョウガはあの後、一時間も泣いてましたから。
ホラー曲が怖かったらしくて‥。
怖い話が聞けなくて‥ならばと役をリハーサルから頑張った。でもまさか、役をやっている自分たちがドッキリにハメられているとは。
これが衝撃のラストでした(笑)
でも最後はグダグダでしたね。
でも、みんなで作り上げた作品、良い想い出です。たとえ寸劇といえども。
まぁ何事も大変なんだけれども、ギリギリのトコロで頑張れるとイイです。
いつか振り向いた時、その日が輝くように。
その他にもゲーム大会や怪談もあり、約3時間半のレクリエ-ションの時間は正直、疲れましたが、その他の時間は強化稽古や心の勉強会などもあり、とても実りある一日だったように思います。
とにかく皆様、お疲れ様でした。そして、ありがとうございます。(^-^)