いつも武道空手少年クラブ東海 井口道場を御支援いただきまして、誠にありがとうございます。
さて、今年も残すところ後わずかとなりました。
今年一年を振り返れば、やはり沢山の出来事がありましたね。
まず、うちには高校生になる生徒が何人かいるのですが、その中でも心配だった数人の生徒が、保護者様と彼らの特別な努力により、志望校へ合格できたことは、ある意味、空手大会の優勝以上に嬉しかったです。
そして春には東海大会にて、今まで以上に多くの入賞者が生まれ、そして彼らが大きな自信をつけてくれたことも喜ばしいことでした。
あとは、もう何年連続となるのか?今年も井口道場では全日本チャンピオンが誕生し、その子は全日本大会3連覇ということで、運ではない、確かな実力を証明してくれたのも記憶に新しいところです。
その他にも、東海地区の審査会では記録となる、井口道場だけで100 人以上の子が参加をし、内容も含め、皆がヤル気を見せてくれたことは、同時に心の成長も感じられ、結果以上の尊さを、胸に覚えずにはいられませんでした。
その一方で、まだ不足している面を言えば、それは挨拶をシッカリするだとか、整理整頓などの面。そこはまた、来年のテーマにする部分です。
しかし、全体の武道競技、武道教育としてのバランスを見ても、井口道場が良い流れであることは間違いないと思いますし、禅道会空手・少年部としましても、今年も井口道場は、全国で最多の生徒数の記録を更新している現実があり、皆の想いを数字があらわしているように感じるのです。
多くの御紹介がありました。多くの御相談もありました。たくさんの御心遣いがありました。たくさんの御協力もありました。
今年の井口道場としての結果や数字は、やはり皆様の支えのおかげだと、あらためて、強く、深く、感謝しております。
そして空手以外のところで、今年あった特徴としましては、内容は様々ですが、御相談が多かったこと。この件は何と表現をしたら良いのかは解りませんが、悩める保護者様、また子供達も多かったということ。
また、これは関係のない話かも知れませんが、井口家では嫁の仕事の関係で、ある女性を家に泊め、相談に乗ることに。数日間ともに暮らし、その後もサポートを続けていますが、いくつかの事情があるとはいえ、この寒空の下、コンビニの片隅で、若い子が泣いていた現実に、心を痛めたりもしました。
相談、相談と言ってはおりますが、もちろん、すべてを解決できるわけではありませんし、解決できるとも思っていません。
ただ、人が毎日、空腹になれば食事することを求めるように、
誰かが、今日一日の心の安定を求めるならば、話を聞こうというだけ。
もちろん問題は解決できれば良いのですが、その気持ち以上に、いつも子供達の心に、寄り添っていられたらと願うだけなのです。
今年も様々な出来事があったように、来年もまた、それはあるでしょう。
だから、今年もそうであったように、皆様との協力関係の中、子供達の成長に御力添えが出来るよう、さらなる高みを目指し、努力精進してゆくつもりです。
長くなりましたが、これを今年最後の御挨拶とさせて頂きます。
本年も色々ありましたが、本当にお世話になりました。
それでは皆様、良いお年をお迎えくださいませ。