いつも見ている景色も、
いつも感じている風も、
今はどこか違っていて。
君たちが通り過ぎた後に残る、忘れ得ぬ思い出たち。
振り返れば、いくつもの喜びと哀しみの轍があり、
『ありがとう』の言葉を残して、それぞれの子供達が、それぞれの何かを探し、歩きはじめた。
ある日、蒼天の空を見上げ、その空に想いを描いた。
胸に、かけがえのない時間がある限り、
君を忘れない。
いつも、いつまでも、君が倖せであることを、
これからも祈り続けよう…
心のどこかで。
この季節、いくつかの別れと、いくつもの出逢いがある。
この春に、咲きゆく桜の花びらが、とても美しいのだけれど、
ボクの感情は、
喜びや哀しみ、尊さと儚さの中で、
それが何色なのか、よく解らない。
いつも見ている景色も、
いつも感じている風も、
今はどこか…
違っていて。