「むかし。むかし⋯」を韓国語では호랑이 담배 먹던 시절といいます。
ほんとうにトラがタバコをくわえていたかどうかは定かではありませんが,トラがお爺さんのタバコを盗んで吸っていると,毛に火が付いて黒い縞ができたという逸話があります。
トラは昔から韓国では民画に描かれてきました。たいていカササギと共に登場していますよね。
このカササギとトラが描かれた典型的な民画のことを 작호도 <鵲虎圖> といいます。
カササギは喜びを表し,滑稽なタッチで描かれているトラは報恩を表しているらしいですね。
민화 <民畵> は朝鮮時代の民芸的な絵で,だいたい1600年代後半ごろに描かれたものが多いですね。
水墨画と山水画は淡白な感じですけど,民画は色彩が強く華麗で軽快で,韓国人の魂と素直な心をうまく表現しています。なんとなく楽しい感じがしますね。
さて,タバコの話に戻って,タバコの1本,1本はどう数えるんでしょうか。
これは담배 한∨개비, 두∨개비と言います。口語体では담배 한∨개피と言います。
長いものでもビンと数えるときには한∨병, 두∨병,木を数えるときには한∨그루, 두∨그루, 花を数えるときには한∨송이, 두∨송이と言います。
「百万本のバラ」は백만∨송이의 장미です。
電柱(전봇대)1本,2本は한∨대, 두∨대と数えます。
この대はおもしろい助数詞です。
「注射を1本打つ」というときも주사 한∨대 놓다と言います。
打つのは医者ですが,患者は「打たれる」わけですよね。
ですから患者の立場からすると주사 한∨대 맞았다(注射1本打たれた)と言うことになります。
また殴打の回数を数える言葉としても대が使われます。
뺨 한∨대 맞았다(ビンタ1発やられた)のように言いますから,往復ビンタの場合には뺨 두∨대 맞았다になります。
焼肉屋へ行くとカルビ1本,2本も한∨대, 두∨대 と言いますね。
갈비 두∨대만 더 줘요!(カルビもう2本ちょうだい!)なんて言って注文しますね。
そして「タバコ一服する」というときにも담배 한∨대 피우다と言います。
タバコのほか,細いものでも,ひもや髪の毛,毛などの場合は노끈 한∨가닥, 머리카락 한∨가닥, 털 한∨가닥と言います。
日本語では同じ「本」と数えるものでも,韓国語ではこんなに違った言い方があるんですね。
ダイコンやニンジンの場合は,細長くても무 한∨개, 두∨개, 당근 한∨개, 두∨개ですね。
개<個>という言葉は便利ですけど,ダイコンやニンジンを1コ,2コというのは日本語の感覚からすると,ちょっと抵抗がありますね。
개をつけて数えるものをちょっと見てみましょうか。
ネクタイとか傘なども1本,2本ではなくて한∨개, 두∨개と呼びます。
●개 を付けて数えるもの
・ミカン 귤 한 개 ・タマネギ 양파 한 개
・傘 우산 한 개 ・ネクタイ 넥타이 한 개
・机 책상 한 개 ・消しゴム 지우개 한 개
・石 돌 한 개 ・椅子 의자 한 개
・歯 이 한 개 ・釘 못 한 개
・皿 접시 한 개 ・かみそり 면도칼 한 개
・カセットテープ 카세트 테이프 한 개
ではここで問題です。
ホームランは日本語では1本,2本と数えますが,韓国語では何と数えるのでしょうか。
答えはまた明日です。


ほんとうにトラがタバコをくわえていたかどうかは定かではありませんが,トラがお爺さんのタバコを盗んで吸っていると,毛に火が付いて黒い縞ができたという逸話があります。
トラは昔から韓国では民画に描かれてきました。たいていカササギと共に登場していますよね。
このカササギとトラが描かれた典型的な民画のことを 작호도 <鵲虎圖> といいます。
カササギは喜びを表し,滑稽なタッチで描かれているトラは報恩を表しているらしいですね。
민화 <民畵> は朝鮮時代の民芸的な絵で,だいたい1600年代後半ごろに描かれたものが多いですね。
水墨画と山水画は淡白な感じですけど,民画は色彩が強く華麗で軽快で,韓国人の魂と素直な心をうまく表現しています。なんとなく楽しい感じがしますね。
さて,タバコの話に戻って,タバコの1本,1本はどう数えるんでしょうか。
これは담배 한∨개비, 두∨개비と言います。口語体では담배 한∨개피と言います。
長いものでもビンと数えるときには한∨병, 두∨병,木を数えるときには한∨그루, 두∨그루, 花を数えるときには한∨송이, 두∨송이と言います。
「百万本のバラ」は백만∨송이의 장미です。
電柱(전봇대)1本,2本は한∨대, 두∨대と数えます。
この대はおもしろい助数詞です。
「注射を1本打つ」というときも주사 한∨대 놓다と言います。
打つのは医者ですが,患者は「打たれる」わけですよね。
ですから患者の立場からすると주사 한∨대 맞았다(注射1本打たれた)と言うことになります。
また殴打の回数を数える言葉としても대が使われます。
뺨 한∨대 맞았다(ビンタ1発やられた)のように言いますから,往復ビンタの場合には뺨 두∨대 맞았다になります。
焼肉屋へ行くとカルビ1本,2本も한∨대, 두∨대 と言いますね。
갈비 두∨대만 더 줘요!(カルビもう2本ちょうだい!)なんて言って注文しますね。
そして「タバコ一服する」というときにも담배 한∨대 피우다と言います。
タバコのほか,細いものでも,ひもや髪の毛,毛などの場合は노끈 한∨가닥, 머리카락 한∨가닥, 털 한∨가닥と言います。
日本語では同じ「本」と数えるものでも,韓国語ではこんなに違った言い方があるんですね。
ダイコンやニンジンの場合は,細長くても무 한∨개, 두∨개, 당근 한∨개, 두∨개ですね。
개<個>という言葉は便利ですけど,ダイコンやニンジンを1コ,2コというのは日本語の感覚からすると,ちょっと抵抗がありますね。
개をつけて数えるものをちょっと見てみましょうか。
ネクタイとか傘なども1本,2本ではなくて한∨개, 두∨개と呼びます。
●개 を付けて数えるもの
・ミカン 귤 한 개 ・タマネギ 양파 한 개
・傘 우산 한 개 ・ネクタイ 넥타이 한 개
・机 책상 한 개 ・消しゴム 지우개 한 개
・石 돌 한 개 ・椅子 의자 한 개
・歯 이 한 개 ・釘 못 한 개
・皿 접시 한 개 ・かみそり 면도칼 한 개
・カセットテープ 카세트 테이프 한 개
ではここで問題です。
ホームランは日本語では1本,2本と数えますが,韓国語では何と数えるのでしょうか。
答えはまた明日です。

