地球温暖化の主原因となるCO2排出削減や、リサイクルなど環境に優しい経済活動は、世界や人類にとって不可欠ですが、貿易全般に影響する関税法や関税は、この環境問題についてどのような姿勢で規定を設けているのかを考えてみようというのが、今日のテーマです。
1 廃棄物の貿易
産業廃棄物の不当な移動を制限するための世界的規制は、バーゼル条約が有名です。この条約の正式名称は「有害廃棄物国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」といいますが、国境ををまたいだ移動についてルールを決めて、関税法ではこのようなモノの移動はそのルールに従っていないと輸出入できないこととされています。
2 貿易量の統計
いろんな立案をするためには、まず事実の把握が大切で、貿易統計で輸出入量や額、関係国名等を正確に把握することが大事です。オゾン層を破壊するフロンや、リサイクル法の対象になっている家庭電化製品など、これまでも世界レベルでの統計数値を把握するため、品目に応じて対策をとってきました。
3 環境に優しい関税制度
競合品について、環境に優しい関税率を引き下げて産業界で使いやすいように誘導すると言うことが考えられます。個々の関税率がどう決まっているか知りませんが、平成20年度関税率改正でバイオERBEの関税無税化が図られたのは、このようなことの一環かもしれません。
日本は、環境問題の技術先進国ですが、関税率の設定にはいろんなことを考えての決定が必要です。
4 没収や廃棄について
偽ブランド品が税関で発見されたり、輸入規制があって正規には輸入できないものが水際で摘発された
りがありますが、こういう品物はたいていの場合焼却されたり、埋立地で埋め立てたりが行われます。
こういう際に、焼却に変えて学校に寄付したり、リサイクルにまわすとかの感覚は、今の関税法では見当た
らないようですが、これから、こんなセンスも必要になっていくのかわかりませんね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
通関手続きや貿易手続きは普遍では有りません、時代時代で、問題のテーマが異なりますし、そのテーマの問題意識も変化します。何事にも、柔軟に、しなやかな対処が、大事ですね。
そういうと、かずさんは今の住まいに変わるときに、ダイニングのテーブルに1920年代ぐらいのゲートレッグテーブルを購入して大切にしているんですが、これもエコ生活かな~~? 単なるアンテイーク好みでしょうか?
1 廃棄物の貿易
産業廃棄物の不当な移動を制限するための世界的規制は、バーゼル条約が有名です。この条約の正式名称は「有害廃棄物国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」といいますが、国境ををまたいだ移動についてルールを決めて、関税法ではこのようなモノの移動はそのルールに従っていないと輸出入できないこととされています。
2 貿易量の統計
いろんな立案をするためには、まず事実の把握が大切で、貿易統計で輸出入量や額、関係国名等を正確に把握することが大事です。オゾン層を破壊するフロンや、リサイクル法の対象になっている家庭電化製品など、これまでも世界レベルでの統計数値を把握するため、品目に応じて対策をとってきました。
3 環境に優しい関税制度
競合品について、環境に優しい関税率を引き下げて産業界で使いやすいように誘導すると言うことが考えられます。個々の関税率がどう決まっているか知りませんが、平成20年度関税率改正でバイオERBEの関税無税化が図られたのは、このようなことの一環かもしれません。
日本は、環境問題の技術先進国ですが、関税率の設定にはいろんなことを考えての決定が必要です。
4 没収や廃棄について
偽ブランド品が税関で発見されたり、輸入規制があって正規には輸入できないものが水際で摘発された
りがありますが、こういう品物はたいていの場合焼却されたり、埋立地で埋め立てたりが行われます。
こういう際に、焼却に変えて学校に寄付したり、リサイクルにまわすとかの感覚は、今の関税法では見当た
らないようですが、これから、こんなセンスも必要になっていくのかわかりませんね。
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通関手続きや貿易手続きは普遍では有りません、時代時代で、問題のテーマが異なりますし、そのテーマの問題意識も変化します。何事にも、柔軟に、しなやかな対処が、大事ですね。
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