サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

乙武さんは、乗り換えは苦ではない?

2013年05月25日 | 電動車椅子サッカー

少々時間がたってしまいましたが、乙武さんの入店拒否の問題で賛否両論の意見が飛び交ってました。

ここで是非を論じる気はないのですが、その後の乙武さんのブログを読んで単純にびっくりしたことや感じたこともあるので少しだけ書き込みます。

乙武さんは予約の際に電動車椅子であることを基本的に先方に伝えないそうで、単純に「えー、そうなの」と驚きました。
車椅子が店内に入らなくても乙武さんサイドのスタッフがいっしょにいる場合も多く、彼らに抱えてもらったり、時には店の方に抱えてもらうこともあったようです。電動車椅子は店の外に置いておく場合も多いようです。

つまり乙武さんは、乗り換え自体はさほど苦ではない人なんだなということですね。
(苦ではないというのは、もちろん自分で乗り換えられるという意味で言っているのではありません)
椅子などに乗り換えること自体が大変である人は、当然、予約の際、電動車椅子に乗った状態で店内に入れるかどうか確認するでしょうし。

電動車椅子はその人の体に合わせて作ってある場合が多く、椅子や手動の車椅子に乗り換えると多大な苦痛を伴う人が多いです。
電動車椅子サッカーに接している限りにおいては、そういう人の方が多い印象があります。
しかしそうではない人も当然いるわけで、電動車椅子に乗っている人といっても一言では言い表せないし、いろんな人がいるんだなという思いを強くしました。


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