サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

電動車椅子サッカーW杯開幕 日本代表は初戦フランスに敗れるも想定内

2023年10月15日 | 電動車椅子サッカー

10月15日、第4回電動車椅子サッカーW杯がオーストラリア・シドニーで開幕。
日本代表初戦の相手は前回大会優勝のフランス。
フランスは前回大会決勝と同じメンバー、日本のスターティングメンバーは、キャプテン内海恭平、三上勇輝、塩入新也、山田貴大。

日本のキックオフで始まった試合、最初のシュートは山田。しかし、その後はフランスに押し込まれる展開が続く。フランスはGKがハーフウエイラインまで押し上げて8番(Weiss)が底に、10番(Ghelami 前回大会MVP)は相変わらずの細かなドリブル、12番(Beller)との自在なパス交換でゴールを狙う。
日本はエリア内の内海、三上がなんとかゴールを死守していたが、7分、フランス10番Ghelami のキープから逆サイドに折り返し、上がってきた8番Weissが前付きで押し込んで先制。日本は2on1の反則だったが審判はアドバンテージをみていた。
その後もフランスは16分、17分、18分にも加点。フランスをコートを大きく使うパスの展開、左右に揺さぶってのゴールを積み重ね、前半は4-0で折り返した。

後半に入ると、日本は大きなチャンスを迎える。前半19分に交代で入った宮川大輝の左サイドからのクロスに三上が飛び込む。ミートしていれば、決定的な場面だった。

その後、配信が中断(!)、しかし時間表示と得点経過は映し出されており、その間にフランスに5点目が入った。配信復活後、34、35分にも得点を許し、日本は0-7でフランスに敗れた。
尚、後半には中山環、平西一斗、池田恵助も出場し、全員が試合経験を積んだ。
フランスの強さは大会前から予想されたこと、やってくることもわかってはいるがやられてしまったという印象。
ただこの敗戦は想定内でもあるだろうし、ある意味、負けてもいい試合だった。

だが明日の2試合は、“絶対に負けてはならない試合”。
11時 ウルグアイ   https://www.youtube.com/@OfficialFIPFA
14時 アイルランド   https://www.youtube.com/@FIPFAPowerchairWorldCup2023
時間はいずれも日本時間。

ウルグアイは前回大会ではグループリーグで2-1で勝利しているが若手中心のチームで、その後の成長が予想される。
アイルランドは順位決定戦で1-1、PK戦で勝利している相手である。
両試合とも競った緊迫した試合が予想される。
絶対に勝ってほしい。

尚、フランス戦では、観客席から家族の方を中心とした応援の声が聞こえてきた。合宿での応援練習ではあまり声が出ていなかったが、本番ではよく声が出ていた。明日以降の応援も頑張ってください。
また日本をバックグラウンドに持つ子どもたちで構成されたチアリーダーズのメンバーたちも応援に駆け付けた。

大会初日、前回大会準優勝のアメリカは開催国オーストラリアに5-0で勝利、3位のイングランドはアルゼンチンに2-1で勝利している。


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