サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

デフサッカーW杯 男子日本代表は準優勝!

2023年10月10日 | ろう者サッカー

デフサッカーW杯がマレーシアで開催され、男子日本代表は初の準優勝という素晴らしい結果となりました。
女子日本代表は少ない人数での参加を余儀なくされたため、苦しい戦いを強いられました。
尚、今大会初めてサムライブルー、なでしこジャパンと同じユニフォームを身に纏い大会に臨んでいます。

大会期間中、facebookに書き込んでいたことをまとめておきます。

男子日本代表
9月23日
デフサッカーW杯、男子日本代表の初戦はカメルーンに8-0の勝利。
まずはおめでとうございます。
次戦は明後日25日イラン戦、勝てばベスト16が見えてくる。

9月25日
25日はデフサッカーW杯男女の試合が同時キックオフ。
パソコン同時2台視聴であっち観たり、こっち見たり。
男子の対戦相手イランは、何度も倒れては時間を止める。
日本もクロスからのヘディングシュートなど惜しい場面もあったが前半40分過ぎ、ヘディングの競り合いのこぼれ球からのオーバーヘッドキックシュートが決まりイランが先制。なんとか追いつきたい日本、岡田侑也からのクロスに古島がヘディングシュート、GKが弾いたところを西が押し込んだかにみえたがオフサイドの判定。
試合はそのまま0-1で敗れた。
次戦は明後日27日フランス戦、決勝トーナメント進出をかけた一戦。何とか勝利してほしい。

9月27日
デフサッカーW杯男子日本代表はグループリーグ第3戦フランス戦で90分に失点し敗れたが、1勝2敗の3位通過でベスト16進出。
決勝トーナメント1回戦は29日。相手はトルコか。17時30分キックオフのようです。

9月29日
デフサッカーW杯男子は決勝トーナメント1回戦ベスト16の戦い。
後半33分FKからボランチ湯野がアーリースタート、左SB岡田侑也のスルーパスから、後半途中出場の西大輔がシュート、ポストに跳ね返されるものの古島啓太が押しこんで先制!
アディショナルタイムにはカウンターから西、岡田拓也とつないで2点目。
2-0でトルコに勝利、ベスト8進出を決めた。おめでとうございます!
負傷の影響もあってだろうか、グループリーグとはメンバーやポジションも変わり、DF陣も素晴らしい守備だった。
準々決勝は明後日1日。
相手はPK戦で勝ち上がったフランス,21時30分(日本時間)キックオフのようです。
 
10月1日
デフサッカー男子日本代表、W杯でベスト4進出‼
準々決勝フランス戦は後半30分岡田拓也がPKを決め1-0の勝利。
前半は両チームなかなかシュートまで持ち込めない展開が続いていたが、決勝トーナメントに入りスーパーサブ的な使い方をされる西が入って左サイドが活性化、何度かチャンスを迎える。そして右サイド名村のクロスを西が折り返し。岡田拓也がダイレクトでシュートするとハンドでPKを得る。岡田拓也がPKを決め、最後はコーナー付近できっちり時間を使って勝ち切った。
総力戦での勝利。おめでとうございます。
準決勝の相手はエジプト、キックオフは4日17時30分(日本時間)だそうです。

10月4日
デフサッカー男子日本代表、W杯決勝進出!
準決勝エジプト戦、試合開始時5着のユニフォームがベンチ裏に掲げられていたが、負傷や出場停止(?)でベンチ入りできなかったメンバーだろうか。総力戦の様相を呈した試合は、前半36分、FKからの先制を許してしまう。
後半、今大会初スタメン(と思います)の滝沢に代え林が入ると、左サイド林を起点とした攻撃が活性化。19分、その林のパスをポストで落とそうとした岡田拓也が倒されFKのチャンスを得ると、湯野が見事な軌道でゴールネットを揺らし同点。
90分では決着が付かず試合は延長戦へ。延長前半8分、左CKから岡田拓也がショートコーナー、リターンを受けた岡田拓也が角度のないところからゴールを決め2-1と逆転。さらには延長前半15分、岡田、名村とつないで岡田拓也がゴールし3-1。試合終了間際には林が持ち込んで、岡田拓也のハットトリックで締めくくり、4-1と勝利し決勝進出を決めた。
この試合は名村が複数のポジションをこなしたり、原口、中村も出場するなどチーム全員でもぎ取った勝利。ここまできたら、是非、優勝を!
決勝はウクライナ、10月7日17時30分(日本時間)キックオフ予定。
 
10月7日
デフサッカーW杯、男子日本代表は史上初の準優勝❗️
優勝したのはウクライナ。
前半日本は何度かチャンスを作り出すものの、43分ウクライナがFKからのヘディングシュートで先制。70分のピンチは松元の好守で失点を免れたが、82分にはスローインから裏をつかれ2失点目を喫する。88分には岡田拓也の鮮やかなミドルシュートで日本は1点を返したが、1-2で敗れた。
近年のデフサッカー男子日本代表は個の能力の高い選手も多く史上最強チームとも言われていたが、以前からの選手の成長も目覚ましく、今大会負傷した選手もいる状況のなかで総力戦で勝ち得た準優勝の価値はとてつもなく大きい。
優勝の歓喜は、是非東京デフリンピック(サッカーの開催地は福島)で味合わってほしい。
最優秀選手賞(MVP) は岡田拓也。準優勝チームからの選出は、岡田選手の活躍がいかに目覚ましかったかの証だろう。
優秀ゴールキーパー賞は松元卓巳。松元の進化も素晴らしかった。ビルドアップに参加してのキックの正確性、チームに落ち着きをもたらすキャプテンシー。
選手、スタッフの皆さんお疲れ様でした。
ちなみに決勝は15名ほどでyoutube 観戦してました。私を含めた2名の聴者以外は、ろう者の皆さん。
 
 
女子日本代表
9月23日
マレーシアで開催中のデフサッカーW杯、女子日本代表の初戦はアメリカ戦。アメリカは昨年のデフリンピック優勝チーム。
渡航した選手は8人だけなので、如何ともしがたく0-8の敗戦。
1人でも欠けると試合不成立になるので、とにかく怪我なく完走してほしい。
8人しか渡航出来なかった理由はわかりますが書きません。
 
9月25日
女子は8人の日本がイングランド相手に先制!
GK伊藤から高木のポストプレー、裏に走り込んだ杉本へパス、杉本が角度のないことろから左足で決めての先制点!
W杯ドイツ戦浅野のゴールを彷彿とさせるような素晴らしいゴール! 高木、杉本は基本的にディフェンスラインに入っているが、機を見て上がったゴールだった。
しかし、その後、オウンゴールにミドルシュートを決められ、1-2の敗戦。
杉本選手は足が攣り、かなり痛そうにしていたが大丈夫だろうか。次戦は3日空いての29日ポーランド戦。何とかリカバリーしてほしい。
 
9月29日
女子は予選リーグポーランド戦7人でスタートし0-6で後半へ、8人になった後半は2失点に抑え、アディショナルタイムには久住呂文華のCKから高木桜花が渾身のヘディングシュートで1点を返す。
選手全員満身創痍だろうが明後日のトルコ戦もなんとか頑張ってほしい。1日17時30分~。
 
10月1日
デフサッカーW杯、女子日本代表は全日程終了。選手個々は力の限り闘ったと思います。
兎にも角にもお疲れ様でした。まずは体を癒してほしい。
この大会が東京デフリンピックにつながるものになることを願っています。
 
 


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