8月には南カリフォルニアに、9月には北海道に行きました。北海道は9/11、12と、9/17、18の2週に及ぶ用事が生まれたのです。そこでこの2つの用事の間の9/13(土)~9/16(月祝)の3泊4日で、道内をKAWASAKI W650でツーリングすることに!
そのために休暇を取って、9/10(火)に埼玉を出て新潟までW650で走り、フェリーに乗船し、翌朝に小樽港着。帰りは用事を終えた翌日の9/19(木)に札幌を出て苫小牧まで走り、フェリーに乗船して翌日に大洗港着で埼玉まで。そんな往復と、真ん中の日程に北海道内ツーリングを堪能しようという計画です。
どうだったでしょうか? 9月10日(火)の埼玉発の日から、順にリポートさせていただきますっ!
W650北海道ツーリングリポート2019年①埼玉〜新潟〜小樽〜札幌
前日9月9日は、ご存じのとおり千葉県が多くの被害を被った台風の日でした。ぼくは仕事場に行くのに、最寄り駅の始発電車が10時半近くなり、遅れて着かざるおえない状況でした。休みを取った翌10日は台風一過で快晴でした。12時新潟港出航のフェリーの乗船手続き締め切り11時に間に合うように、埼玉の自宅を出発したのは午前5時です。
一般道を花園ICまで走って関越に乗り、最初にじっくりめの休憩をしたのが、上里SAです。ここで朝に準備したおにぎりを食べ、お茶を飲みました。
にしても、寒さを警戒して皮パンツの下にタイツを履いてきてヨカッタ。9月の新潟に向かう関越道は結構寒いっ。その後は割と頻繁にトイレ休憩を取りつつ、時間に余裕があれば高速を降りて一般道でも走れればと思ったのですが、結局新潟市内まで高速で行きました。手続きの11時までは昼食時間も近いので、是非ともへぎ蕎麦を食べようと、新潟市内で空いている蕎麦屋を探して廻ったが、しかし11時前に開いてる店はみつからず。
これがいけなく、手続き締め切り近くなり、へぎ蕎麦を諦め、フェリー乗り場の近くのコンビニで買い出し。バイクに戻りセルを回すがエンジンがかからない??? 何と、タンクの給油状態を最初からリザーブタンク状態にしていたため、本タンクとリザーブタンク両方にガソリンがなくなったのをここで知ったのです。やばい! とフェリー乗り場目指し駆け出すと、小型自動車のおじいさんが「何か落としたよ!」と運転席からぼくに声をかけてくれました。落とし物を注意してくれたことへのお礼を言い、ついでにお願いしてみました。「あのう、フェリー乗船手続きまであまり時間ないので、手続き場までぼくを乗せてくれませんか?」 するとおじいさんは気軽に、「いいよー」の返事。助手席でついでにガス欠の事情を話し「手続きするのを待って、その後ぼくをGSまで乗せて!」と懇願。おじいさんは「今日は新潟港で釣りをしていてボウズで、どうせ暇だし困った時はお互い様と」応じてくれました。
スタンドに着きおじいさんと伴に交渉すると、「信号2つほど離れた場所にあるバイクまで、出張手数料もらうがガソリンを運んでくれる」とのこと。ここでひたすらにお礼を言いっておじいさんを開放し、スタンドの人にバイクタンクまで同行してもらい、5Lのガソリンを補給。ドキドキでしたが無事エンジンがかかった!ホッ。手続きを終えても乗船締め切りしゲートを閉めるので時刻厳守と言われた11:45の5分前に、バイクで乗船位置までようやく着いた次第、あぶねー。待っていると、ケータイに乗船受付の女性が電話をくれた。「ガソリン補給間に合ったか心配してました、大丈夫でした?」と。それにしても新潟の方はやさしい、感謝感激。
フェリーに他の2輪はとっくに乗船していて、ぼくは4輪が乗り終わるのを待ち、最後に乗船。乗船後はカプセルホテル形式のベッドに行き、入浴モードの着替えをし、入浴後にコンビニで調達したビールとお握りやサラダで昼食です。やれやれと、新潟の特におじいさんにつくづくと感謝をしつつ、夕食時間には売店で買ったパンやカップ麺をたべつつビールを飲みつつ、うだうだと居眠りしたり、ラウンジでテレビ(ワールドカップサッカー1次予選、日本代表対ヨルダン)を見て過ごしたりしつつ、小樽港に着く夜明けに備えました。
ベッドで目覚めたのは午前3:30.小樽港着岸は午前4:30です。降船までぼくが生まれた街、小樽の夜明けを眺めつつ待ちました。降船後は、小樽港から実家の札幌手稲まで、国道を走ります。走るにあたっては、用意しておいたダウンベストを皮ジャンの下に着て。グローブはもちろん、2重です。本州より北海道は湿度が低いこともあいまって、9月11日とはいえ、さすがにバイクで早朝走ると寒いですね。
<今回の感謝と今後>
新潟のおじいさん、ありがとう。そして今後は、札幌らーめんリポートを挟み、道内ツーリングリポートと続きます。冒頭の写真は、到着した実家の目の前のポプラ並木です。
2日間の走行距離:350km
主に聴いていた曲:ANRI「the BEST」