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「警察官、弁護士等」の犯罪

2015年09月15日 17時09分21秒 | その他
 市民の安全を守る業務や法律に関係する職業に従事する人達であっても、残念ながら犯罪行為を行なう人は皆無ではありません。警察官や弁護士の犯罪はニュースなどで見聞きする機会が少なからずあります。

 ごく最近も警察官が殺人容疑で逮捕されていますし、財産管理を行なう弁護士が横領するケースもときどき耳にします。『市民の安全を守る業務や法律に関係する職業』は多数ありますが、ここでは分かりやすくするため、「警察官、弁護士等」という表現で代表させるものとします。

 法律を守るべき立場にある「警察官、弁護士等」は、立場上犯罪の重大性は十分認識していますから、刑罰も一般人と比べて重くすべき、と言うのが市民感覚と思います。実態はどうなのでしょう。

 昔は尊属殺人罪という罪が有って、自分や配偶者の父母や祖父母を殺した場合には、死刑か無期懲役と規定され、普通の殺人罪における懲役刑を選択できない、つまり罪が重かった時代が有りました。しかし、この規定は「法の前の平等」に反するとの判決が出て適用されなくなり、その後廃止されています。なお、尊属殺人罪が有った時代でも卑属殺人罪(分かりやすく言えば子殺し)は設けられていません。子よりも親を重んじるのは儒教思想の影響でもあったのかと言う気がします。

 「警察官、弁護士等」の犯罪を裁く際に、「法の前の平等」が過度に考慮されると、同様な犯罪を犯した者の場合と変わらないか、むしろ軽い刑罰が科せられる恐れがあるのではと思います。ひがみっぽい言い方をすれば、取り締まる側や裁く側も仲間意識が絶対に働かないと言えるのか、疑問に思う事が有ります。残念ながら、個々に調べないと実態は分からないので、憶測でしか物を言えません。

 「警察官、弁護士等」の立場を利用した悪質性は問われずに、一般人の犯罪者と同様に扱われ、「警察官や弁護士等」を信じた被害者側に落ち度が有り、殺人であれば殺された方が運が悪かったと言う事になったら困ります。

 仮定の仮定になりますが、犯罪者は「法の前の平等」で人権が保たれて救済され、被害にあった側は「法の前の平等」の名のもとに人権が保たれるどころか、まさに地獄に落ちる事になるとすれば、著しくバランスを欠くと言わざるを得ません。求刑や判決に当たって「警察官、弁護士等」であることにより刑罰を重くする事が有るのか、あるいは軽くする事が有るのか、関心を持ち続けて行きたいと思います。


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