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親族間だからこそ

2017年06月09日 15時19分54秒 | その他
 親族間で起こる殺人が殺人事件全体のうちの5割以上を占めるそうで、かなりの高い割合になります。親族同士は利害がぶつかる場合も多いと思いますから、トラブルに発展する可能性が大きいのかも知れません。

 親族同士なら相手の家族状況や住居の間取り等について承知して、犯行のための下見は不要だし、逆に赤の他人同士の場合と違って、争いになってもまさか殺人にまではと言う最低限の信頼関係もあると思います。家族間であればなおさら。

 従って、親族間の殺人は、犯行に有利な条件を利用し信頼関係を逆手に取って行なわれるとも考えられますから、多少オーバーに言えば赤の他人とのトラブルによる犯行にくらべて悪質性が高いとも言えます。

 親族間で起こる殺人が5割以上ともなるとすれば、政策的に抑止を考えなくてよいのか。親族間の殺人事件が仮にゼロになれば、殺人事件の件数は半減します。現状では普通の殺人事件と同様の扱いで減りません。

 そこで思い出すのがかつての尊属殺人罪。父母や目上の親族を殺した場合に通常の殺人の場合より重い刑を課していたもの。実は法の前の平等に反するとして廃止されました。(子や孫を殺した場合の格別な規定が無かったのは不思議。)

 尊属殺人犯への重罰規定が無くなったのは法の前の平等を根拠とすると聞かされています。しかし親族間の殺人が増加したとすれば、社会の治安を維持する上で明らかにマイナス。国家が政策的に対処すべきであり、改めて親族間の殺人事件に重罰規定を設け、犯行の抑制に努めるべきと思います。

 いつものように蛇足。

 日弁連は重罰規定には恐らく反対するものと思います。なぜなら殺人犯はお得意様。刑罰は軽い方がよいに決まっています。被害者が損害賠償請求する事もありますが、件数は少ないので儲かりません。


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