ヴァイオリンとフルートのRio

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用語がコロナ助長

2021年01月27日 14時00分48秒 | その他
病床ひっ迫(逼迫)は毎日耳にします。病床とは本来、病人が寝ている寝床の意味で自宅の寝床であっても構いませんが、コロナの報道では隔離用の病院のベッドを指しています。どちらであっても問題は無さそうですね。

さてひっ迫。余裕が無い、非常に不足と言うような意味で、財政ひっ迫は比較的よく耳にしますが、ひっ迫そのものを日常会話で使うことはマレと思います。漢字では逼迫ですが、逼と言う文字の意味を知る人は少ないのでは。隔離ベッドが不足しているらしい事は感じますが、むしろ「入院は病院のベッドの空き待ち」と言った方が深刻なイメージを与えると思います。

余裕が無いと言われてもゼロではないのだなと思うし、非常に不足とは空きが少しは有ると、いずれも肯定的に捉えてしまい、自粛の後押しにはならない可能性も有りそうです。

ついでにソーシャルディスタンス。ソーシャルと聞くと社会の、社会的、などの意味を思い浮かべます。社会的距離、はて? と言う事になります。社交と言う意味もありますからますます混乱します。人と人との間隔、隔たり、あるいは対人距離と言った方が分りやすいのでは。

他にも、オーバーシュート、クラスターなどにわかには理解しがたい用語も有ります。軍事用語からの転用でしょうか。一応平和主義なのでなじみません。

用語は、専門知識を持たない国民がどのように理解し、どのように行動に結びつけるかをよくよく考えた上で使わないと、行政上の施策の効果が薄くなるように思います。その上自分の言葉に酔っていたら最悪ですね。笛吹けど・・・。


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