ベートーヴェンのロマンスには第一番ト長調と第二番ヘ長調の二つがあります。
第二番は華やかな美しいメロディーを有することから演奏される機会が多く、加藤克朗氏の「フルート名曲26選」にも収録されていて、フルートの重要レパートリーになっています。
先日、ご一緒させて頂いた先生が第一番ト長調の話題を出されたので考えてみました。
第一番は冒頭などに登場するソロヴァイオリンの重音部分があり、このままではフルートで演奏できません。そこで次のような変更が考えられます。
その1は重音の高音部のみを演奏する方法。一般にヴァイオリンの重音をフルートで吹く際に普通に行なわれます。演奏は容易になりますが、この曲に限って言えば原曲の重音部分の重厚さが失われます。
その2と言うほどでの方法ではありませんが、フルート1本で弾くなら、重音部をヴァイオリンで三重音を弾くときのように分割して時間差で弾く、例えば出だしの「シ」と「ソ」はシを前打音として吹きます。ただ、しつこさが生じる上、メロディーの滑らかさを損ないます。原曲の雰囲気を考慮しつつ分割して吹く箇所を絞ればと思いますが、実際やってみないと分かりません。
その3は2本のフルートで演奏する方法。この場合、低音部ではヴァイオリンの最低音であるソとC管では吹けないシが有ります。ソは省くとして、シを吹くにはH管を使う必要が生じますから、C管しか無い場合には困ります。
その4は原曲通りの楽譜を使用し、アルトフルートを併用する方法。あるいはフルートとヴァイオリンを使う方法。フルートとヴァイオリンは案外調和します。
なお、その3からその4までは、H管フルート、アルトフルート、ヴァイオリンのいずれを使うとしても、低音部を担当する奏者は演奏する時間があまりに短くなります。従ってお弟子さんにお願いするか、アマチュアにお願いしてみたらと考えて見ました。低音部のみの演奏なら私にもそれほど難しくありませんので。
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コメントを下さる場合、恐れ入りますがご自身のブログのURLをご記入下さるようお願い致します。
お考えとあまりに違うご返事を差し上げるのは失礼になると思いますので、ブログを拝見してどのようなお考えの方かを私なりに理解した上でご返事を書きたいと思います。
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その3は2本のフルートで演奏する方法。この場合、低音部ではヴァイオリンの最低音であるソとC管では吹けないシが有ります。ソは省くとして、シを吹くにはH管を使う必要が生じますから、C管しか無い場合には困ります。
その4は原曲通りの楽譜を使用し、アルトフルートを併用する方法。あるいはフルートとヴァイオリンを使う方法。フルートとヴァイオリンは案外調和します。
なお、その3からその4までは、H管フルート、アルトフルート、ヴァイオリンのいずれを使うとしても、低音部を担当する奏者は演奏する時間があまりに短くなります。従ってお弟子さんにお願いするか、アマチュアにお願いしてみたらと考えて見ました。低音部のみの演奏なら私にもそれほど難しくありませんので。
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