ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

乗用車の国内売れ行きが

2014年10月14日 10時06分10秒 | その他
 海外では売れ行き好調でも国内需要が鈍っているとの事で、自動車メーカーが国内需要の喚起に力を入れていると聞きます。国内市場が縮小したのか、輸入車の販売割合が増えたのか、いずれにせよこのまま行くと、自動車産業のみならず、部品などを供給している関連産業にも悪影響が及びます。

 人口が減って乗用車を運転する人が減ったのでは。既に高校生が減っていて、定員割れで存続が危うい大学もあると聞きますから、新たに運転免許を取得する人口も減っているものと思います。また、例えばベビーブームで生まれた世代は最も多い昭和22年(1947年)生まれが67歳、まだまだ元気とは言っても、年金暮らしであれば車に回せるお金も現役時代より減ります。また、徐々に運転する人の割合が減少します。

 これらの中間の現役世代の収入の減少もあると思います。と言うのは正規雇用者が減って非正規雇用者が増えています。企業は給与の総額を減らせるメリットがありますが、収入の少ない人が増えている訳で、通勤用や業務用に車を使用する必要性が低い場合には購入をためらう人が増えると思います。給与を抑制できてよかったと思っても、給与生活者の購買能力の低下をまねくのは困った矛盾。年功賃金制度が崩れ始めるのもどう影響するのか。

 しかし何であれ乗用車の利便性は否定できません。乗用車を所有していなくても随時乗れるようなサービスを広く普及させる、高齢者向きの車を作る、あるいは収入に合わせた車が買えるよう思い切った安価な車種も投入する、などを行なえば、車の利用機会の減少を防ぐ事が出来、販売台数にも好影響がある筈。販売担当者を督励するだけでなく、売れるための仕組みも整えないと。


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カデンツァを作曲して見る

2014年10月12日 14時10分27秒 | フルート
 最近フルートで吹いている曲、最後の少し前にフェルマータがあり、続いて短い曲にしては珍しいカデンツァの部分があります。カデンツァは好きなように弾いてよい部分と聞いていましたが、使っている楽譜集では編集の際に作られたものらしいカデンツァが印刷されていて、吹いて見ましたところ音階ベースで今一つ面白くありません。

 そこで無謀にも自作を試みています。カデンツァの作り方なんて習ったことはありませんから、やって見るとなかなか大変な作業。そう言えば、義務教育ではカデンツァなんて教わらなかったように思います。幸いにフルートの場合は声部は一つで、ピアノのような両手による演奏やヴァイオリンのような重音はありませんから、メロディーを作るだけで済みます。

 印象に残っているカデンツァがあります。モーツァルトのフルート協奏曲ニ長調、ランパルの演奏でバックは読響。腕前を披露する意図がありあり。同じくピアノ協奏曲第20番ニ短調、ウィーンフィルをブルーノワルターが弾き振りしたもの。この曲用のベートーヴェン作曲のカデンツァが有名になっていますが、ここではワルター作で曲によく合っています。

 大曲ではないので、大げさなカデンツァもおかしいと思いますから小ぶりなものをと思っています。欲を言えば聞いていて格好いいもの、ただし、自分で問題無く弾ける程度のものでなければなりません。ここが最も難しいところ。


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ヴァイオリンの曲を立場によって見る

2014年10月09日 19時59分29秒 | ヴァイオリン
(うまく表現できるかどうかが少々懸念されます。)

 ヴァイオリンを弾く側の人と聞く側の人では、同じヴァイオリンの曲について異なる接し方をしているのではないかと最近思うようになりました。フルートの場合はなぜかあまり感じません。私がどちら側なのかと尋ねられれば、習っている身なので、どちらかと言えば聞く側の人ではないかと思います。

 手始めにバッハの二つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調。バッハのヴァイオリン協奏曲には他にもソロヴァイオリンのための第1番と第2番もあります。一般的には協奏曲第2番ホ長調の方が堅苦しくなくて親しみやすく、次に第1番、「二つのヴァイオリン・・・」は曲の冒頭からしてぱっとしません。しかし教本として有名な鈴木教本の第4巻と第5巻で取り上げられていますので、ヴァイオリン初心者にとってはこの曲の方が最もポピュラーかも知れません。教材向きかどうかはともかく、弾いていてあまり楽しい感じはしません。

 ギョーカイ風にはこの曲はドッペルと呼ばれます。普通は「二つのヴァイオリンのための協奏曲」、あるいはダブルコンチェルトで通じますので、なんでドイツ語。きっと楽器はイタリア、弓はフランス、ヴァイオリン用語はドイツと考える人が多いためでは。協奏曲の事はドイツ風にコンツェルトとは言わず、イタリア風にコンチェルトと言うのも不思議。

 次にモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番~第5番。モーツァルトの優雅さにあふれた良い曲と思います。私はCDでよく聞きます。鈴木教本では第9巻に第5番「トルコ風」、第10巻に第4番が収められています。私は名誉第6巻修了に過ぎないので当分取りかかれませんが、仮に取りかかれても、これらの曲の優雅さを表現できるかどうか。音符を夢中で追うだけになるでしょうね。ヴァイオリンをある程度弾いた人にとっては楽しみな曲と言うよりは、発表会や何かの課題曲と思っている人も多いような気がします。

 もう一つおまけにメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調。三大ヴァイオリン協奏曲とか四大ヴァイオリン協奏曲の一つと言われます。この作曲家特有の憂いに満ちた美しさを備えていますから、それなりに弾いて貰いたいと思いますので、モトクロスバイクでオフロードを駆けるような汚い弾き方をされると興ざめします。難しそうな曲なので、気合いを入れて弾く必要があるものとは思いますが。例えば、交響曲第3番「スコットランド」、第5番「イタリア」、序曲「フィンガルの洞窟」、「真夏の夜の夢」などを聞いた印象からすれば、スピードを競うより走りを楽しむ方が曲想に合うように思います。でも競技に勝つためにはスピード優先なのかも知れません。


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音の良いフルート

2014年10月06日 11時13分05秒 | フルート
 フルートは素材によって音が異なり、洋銀、銀、金の順に音が良くなるとよく言われます。私が自分で吹いた経験でも確かに洋銀、頭部管銀、総銀の順に音色が良くなると言う印象があります。金を吹いたことはありませんが、以前の先生も今の先生も金の楽器をお持ちで良い音に聞こえます。これは腕前の差によるのかも知れません。

 洋銀、銀、金、それに白金を並べると、この順に素材の密度(比重)が大きくなり、つまり同じ体積ならより重くなります。とすると密度が音色を決めることになります。ただし、洋銀と銀の比重差はそれほどではありません。銀と金では倍近く違います。金と白金ではそれほど違いません。

 密度の議論は金属製フルートに関しては説明が付くように思いますが、木製フルートに関しては説明に困ります。木の密度はかなり小さいためで、でもN響の神田さんのフルート(パウエルの木管?)はよい音色に聞こえます。ただし管体の肉厚は金属製のものに比べるとかなり厚いそうで、と言う事は単純な密度(単位体積当たりの質量)が決め手ではなく、管体の内面積当たり又は管体の長さ当たりの質量が決め手なのかも知れません。他に、音を聞いたことはありませんが、クリスタルフルートやプラスチック製フルートもあります。クリスタルの密度は木と金属の中間、プラスチックの場合は木とほぼ同様と思います。

 密度説に疑問を抱かせるのが物理的な議論。フルートの音は気柱の振動によるもので、管体の素材は関係ないと言うもの。物理では理想的な条件を前提としていますので、壁は十分に厚く気柱の振動によって影響を受けないと考えているフシがあります。実際の金属製フルートの管体の肉厚は0.3mmとか0,4mm、気柱の振動の影響がゼロではなさそうなので、密度の大きい素材で作られた管体の方が気柱の振動の影響を受けにくいのかも知れません。でも、音色の良し悪しにどう影響するのかと言うと分かりません。

 議論をさらにややこしくすると、洋銀でも優れた楽器が得られるらしいと言う事で、有名なマルセル・モイーズは洋銀のフルートを使っていたと聞きます。特注かも知れません。それから、ゴールウェイが素材の異なるいろいろなフルートを吹き比べたら、どれも良い音がしたと言う話もよく言われます。

 素材による違いの原因は今一つよく分かりません。

 他に音に影響を与えると考えられるのは頭部管、特に歌口の三次元構造があります。メーカーによって形状や寸法はそれぞれ違うものと思います。以前、楽器店でメーカーの違う総銀を何種類か出して頂いて吹き比べたら、随分音が違いました。多少乱暴な議論をすると、この時の比較では頭部管以外は同じとみなせるように思いますので、各フルートの頭部管の違いが音色を決めているのではと言う気がします。

 頭部管と言えば、この頭部管のみを製作・販売しているメーカーがかなりあります。製作者の中にはフルーティストだった人も居ますので、加工と試奏を気の済むまで繰り返せば、良い物が得られるのかも知れません。日本のメカの優れたフルートと組み合わせると良いそうで、例えばラファンの頭部管とムラマツの組み合わせと言われました。値段を聞くと頭部管のみで驚くほど高価なので。


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Vnに関する本当のような話

2014年10月04日 09時18分13秒 | ヴァイオリン
 ヴァイオリンは神秘的な物と考える人が多いのか、「?」な説がいろいろとあります。

 ヴァイオリンは古いほど良いと言われ、これには一般の人もそれほど異論はないと思います。ところが、初心者用も含め最も普及している「量産品」の場合、経年変化は期待できないと言われます。使用木材の樹種はどんなヴァイオリンでも同じなので、不思議に思います。雑音が多く響きの乏しい楽器が経年変化で大化けすることは無いと思いますが、分業でも手作りのものなら、経年変化で良くなることが期待できるのではないかと思います。

 次に、古い木材で製作した新しいヴァイオリンは、古いヴァイオリンとくらべてどうなのか。ヴァイオリン用の木材は10年くらいは寝かせると聞きます。それ以上はと言うと、資金を寝かせることになり、保管場所も必要なので、現実的ではないように思います。彫刻家の平櫛田中さんは約30年分の彫刻用木材を持っていたとかで、これなどは極端な例。

 古い建築物や家具を解体して得られた古い木材を使って作られたヴァイオリン、古い楽器の音がすると言う人と、楽器を製作してからの年数が決め手と言う人の両方が居ます。いずれが本当なのかは分かりませんが、私は古い楽器の音がするのではないかと思っています

 弾き込みに関して。弾き込まれると楽器が良くなると言われます。弾くことによって与えられる振動が楽器の経年変化に良い影響を与えるからと説明されます。人間が弾くのと同様な振動を機械で与える試みを行なった有名メーカーもありました。理系とは言え物理は専門ではないのでうろ覚えかも知れませんが、振動のエネルギーは他の形態のエネルギーよりも格段に小さいと聞きますから、これが結晶化に大きな影響を与えるとは到底思えません。結晶化を促進したいのならオーブンで加熱するか、電子レンジでマイクロ波でも当てた方がよほど効果的と思います。

 弾き込みと言えば例の「デュランティ」。この楽器は長い間弾かれなかったとの事で、それなら千住真理子さんの手もとに届いた状態ではあまりよく鳴らなかったことになります。また最初は鳴らない楽器も弾いているうちに鳴るようになると言われます。私は、慣れは別として、鳴らない楽器はいつまで経っても鳴らないし、鳴る楽器は初めから鳴るのではないかと思います。

 さらにもう一つ、弾きこみはうまい人が行なわなければならず、下手な人が行なうとかえって悪くなると言う説。とても信じられません。

 厳密な比較をする雰囲気が乏しい世界だし、仮に大家が発言すれば否定しにくいのかも知れませんね。


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