日々雑感

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音楽療法

2010年03月01日 | Weblog
音楽療法

日野原重明医師  98歳聖路加国際病院理事長 98歳私の証 あるがままにいく

という題で今日、土曜日の朝日新聞が取り上げている。

まず話の内容から入ろう。
昭和音楽大学の公開講座「感じる心と音楽」という題で音楽療法に関する公演をしたが、学生のほか社会人も集まり耳を傾けてくれた。

私は人間は 体 と こころ と 霊 から成っていると考える。

音楽は感覚器官を通しこころや霊にまで影響をあたえ、沈静 緊張緩和 うつの改善
沈痛など多くの効果があることが証明されている。

音楽療法の歴史は旧約聖書のサムエルには、紀元前の時代にユダヤの国の王様が音楽療法で病気平癒下という逸話があり、1947年アメリカ・カンザス大の大学院に音楽療法のカリキュラムが設置され、50年には全米音楽療法協会が設置された。

癒しの芸術である音楽療法について関心を持ってもらいたい。
以上が先生の主張である。

日野原先生といえば、原宿に住んでおられた山田耕筰先生のお宅で見かけた様な気がするちょと猫背で身長は165センチくらいで、むっくりしておられたお姿を見かけたように思う。先生は作曲もなさるが、メロデイをきいていると、そこには山田先生の叙情性が見受けられ、主治医をかねて作曲の弟子入りをされてたのかもしれない。日野原先生のご縁で山田先生は聖路加病院で終焉を迎えられたのではなかろうか。

さて日野原先生は人間は1、体2,こころ 3,霊の3つから成り立っていると書いておられる。私は今まで肉体と精神こころと2つに分けて考えてきたが、第三の要素として霊を考える必要がある。先生が言われるこころと霊の違いはどこにあるのだろうか。

空想的かもしれないが、心は脳の作用の一部であり、霊は脳作用以外のところで人間のどこかにあるというのなら私的には納得がいく。
人間が肉体とこころ精神の2つから成り立っているなら、肉体の活動が停止した死において、すべては無に帰する。この論理だけで人間のすべてを語れるだろうか。解き明かすことが出来るだろうか。近頃精神作用は脳の作用だという学者もいるが、僕の観点からするとそれは間違いである。というのは芸術に携わると霊を実感することがあるからである 。