日々雑感

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大飯原発再稼働に思う

2012年04月22日 | Weblog
大飯原発再稼働に思う

これだけの大事故を経験したわけだから、これから再稼働するには、それなりの条件整備が必要である事は論を待たない。
立地では無いが周辺自治体として滋賀県、京都府の両知事が再稼働の7条件を出した。それに大阪市長も8条件を出した。いずれを見ても現状から、大きくそれた理想論では無い。
安全神話の夢覚めて現実に戻ったとき、この3氏の発言や主張は住民にとって納得出来るものばかりだ。理想論では無くて現実論だと思う。このような再稼働条件は地方の首長だから言えることなのだろうか。
国を預かっている政府与党は野党も含めて、これら三者の様な考えは出てこないのか。思いつかないのか。それともこういう条件を前提にすると、再稼働がより困難になるとでも思っているのであろうか。
本来ならこういうことを政府の側から発案されて、周辺住民に諮る事では無いだろうか。

政府の閣僚4,5名の寄り合いで安全基準が決められようか?。そこには政治的観点から検討された案だけが出てくる。、首長が言い出す前に、保安院や安全委員会が、これらの条件を踏まえて政府原案とならなければおかしい。
本当にこの程度の知恵が思い浮かばないのであろうか。
政府はこの程度のことしか考えられないとしたら、お粗末そのものだ。
周辺地自体で行われたアンケートも、政府のやることに不安を覚えたり不信感を持ったりして、反対意見が多い。
現実的には、やはり政府の行おうとしている再稼働には問題がありすぎると思う。もう少し地域住民の不安な気持ちに答えて、住民を納得させる手順と説明が必要では無いのか。
第二の安全神話でも作ろうとしているのだろうか?と疑いたくなる。