日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

おんぶ

2013年10月02日 | Weblog
おんぶ

ひとりで歩けるようになるまで、子供は母の背中におんぶされて育ったものだ。五木の子守唄じゃないけれど、昔は子守女というのがいて子供を背中におんぶして子守していた。

大人の背中は暖かくて、背負われると気持ちが良くてすぐウトウトとしたものだ。この年になっても母の背中のぬくもは、居心地のいいものの代表的なものとして思い出す。
子供を背中におんぶすると両手が使えるので炊事も洗濯もできた。
だから子守といえば大人の背中だった。

近頃の子育てママの様子は背中ではなくて前に子供を抱いている格好だ。これが流行かもしれないけれど、万一ママが転んだときに
子供の頭が道路にぶつかりやしないかと心配する。
人間は前に向かって転ぶ事はあっても仰向けに転ぶ事は滅多にない。背中に背負われている子どもにとっては、それだけ安全性がますのである。

どうして現代のママはダッコちゃんスタイルでおんぶをしないのだろう。子育ては見かけとか何とかではなくて、安全が第一である。何かあったときにどうして子供を守るか。と言う点がいちばん大切である。

今日街で見かけた前抱きの子供の姿を見て、もし母親が転んだとすれば
1番被害を受けるのは子供ではないか。どうしてそういう危険なことをするのか。ファッションだかなんだか知らないが、よくわからない。
これではネンネコが売れるはずがない。