日々雑感

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伊豆大島 これぞ真の故郷だ

2013年10月28日 | Weblog
伊豆大島 これぞ真の故郷だ

小さい島だが火山が噴火する。有毒ガスが充満する。大雨が降れば土砂崩れで山津波が発生する。台風がよく通る。
とりわけ産業があるわけでもないのに、こんな島に居ついてしまのがいいのか。しかし人々は島にかじりつく。島外避難の際はまさかの時は命失うことを覚悟して島に残ると言う。
思うに生まれ育ったところには人の魂までもが、息づいて生活しているのだ。

ふるさとの山はありがたいかなと詠んだ石川啄木の住んだ地方は寒くて大変なところである。にもかかわらずありがたいと固執する人々が、
そこに住み着くとその周辺は最も居心地の良い環境が出来るのだろう。

たとえそれが伊豆大島のような危険極まりない所。小さな島でも。
そこは住み慣れたところだから離れられないと言う。その土地は血肉化
されている。人間も同化しているのだ。
これぞ真の故郷だ。