日々雑感

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増税

2017年12月15日 | Weblog
増税

合計すると3000億円ほど税収が増えるらしい。国民の懐はまた寒くなる。

税金を納めなくては社会が回っていかないのか百も承知だが、

問題は徴収の仕方だ。

所得格差を是正してできるだけ大きな差を作らないようにするのが国家の役目である。

貧富の差をできる限り合理的に縮めていくようにするのが政治の役割である。

貧富の差だけど富はともかくも、貧とはどの程度のことを指すのか。

生活の実態をよく調べて、憲法25条に定められた文化生活のラインをどこにするか。

これが生活実感を伴わないへりくつで、理論上で決めたれるから、違和感を持つのだ。

公共インフラを使い家賃を払い、食費を払って実際に最低生活費がどの程度なのか。

それを家計費とするならば、最低賃金は家計費から割り出さなくてはならない。

時給で決められるものではない。税金もこの最底辺の方から立ち上げて、富者の負担を考えるのが良いと思う。

働きがよくて報酬が年俸5000万円の人がいたとする。贅沢に暮らしても月に

生活費に100万円もあれば豪邸にも住めよう。多く見積もって2000万円もあれば上々の生活ができる。

そういう余裕のある人から税金をとって、年収200万以下の生活者に

手厚い援助を加えるのが税務政策じゃあるまいか。

そういう社会的貧者の生活実態を現実に体験する調査員を全国に配置して

家計簿をつけてもらい、それをにらみながら、政治を動かしていくことが大切だ。
最終目標は福祉国家で、そのための税制を考えないと、

今のあり方だと海外向けに良い格好をして、その中身は実に貧弱なもので、

国民の多数が生きていくのに、あえいでいるというあり方は良くない。