我々はなぜ「黒部宇奈月駅」で下車したのか
最初にご説明しなければならないのは「水曜どうでしょう」という番組での事。
「サイコロの旅」というシリーズで大泉洋とミスターは富山からトローリーバス等を
使い信濃大町に向かうという、どうでしょうファンなら誰しも憧れるルートがある。
どうでしょうファンであるRがこのルートを希望したのは無理からぬ事でもある。
そして私もこの大変なルートを一度は経験したいとも考えていたのだ。
計画段階でお嬢は「黒部立山アルペンルート」という「るるぶ」を貸してくれた。
そこには「黒部トロッコ電車」とあった。「ト」が「トローリー」と共通しているので
これで富山側から長野側に行けると思っていたのだ。
その黒部トロッコ電車の出発点が宇奈月温泉
このトロッコ電車を乗継ぎ長野側に行けると思っていた私はサイトを見てみると
連休にはまだ長野側までルートが開通しないという事実を知った
毎年「黒部アルペンルート全線開通雪の大谷に観光客殺到」
というニュースを連休前には目にするのにな~ などと考えていたのだ。
なので、上越線で糸魚川に戻り大糸線で信濃大町まで行こうと計画した。
当初は宇奈月からトロッコ電車往復。温泉は信濃大町で入るので、
「魚」と付くだけで魚が美味しいに違いないと考えお隣の「魚津」に宿泊する事にしたのだった。
その後の計画の変更でトロッコ電車には乗らないということで、いろいろ考え直接、魚津に行くことに。
魚津は蜃気楼が見える街で有名なんだそうだ。
それも4月から6月に
黒部宇奈月駅前は出来たばかりの新しさがプンプン。
駅舎、右側の電鉄黒部駅から魚津に向かった。
20分ほどで魚津に到着。駅前から立山連邦が
宿泊するホテルに荷物を置き、遅いお昼を取る為に海側に歩き続けた。
でも食事できそうなところがないのね
で、蜃気楼ロードと呼ばれる海岸に出てそこにあったガイドブックにも掲載されていた
「海の駅 蜃気楼」へ。
周辺に何もない影響からか、駐車場もこの施設もとてもコミコミ。
炭火で魚介類をBBQ出来るコーナーがあり、ワクワクしながら、そこで焼く魚介類のセットを
買いに行くと、これがまた・・・鮮度?えっつ!!!冷凍の小さなホタテ2個、冷凍のエビが一尾、
やはり解凍されつくしていない干物っぽいお魚、&イカで2,000円ですと
そんなもの買うか がっかりして他のコーナーへ。
地の物もあるんだけど総じて高いね~富山ってもっと安いと思ってたよ~
しょうがなく、このあたり特産の貝の煮つけとビールで乾杯。
で、この貝の煮つけが口に合わない~ ねえねえねえ・・・口に合わない貝の煮つけ食べたことある
想像できないでしょ?もうなんていうか、口が渇くほどに甘いのだ
四国や九州はお醤油が甘いため煮物も甘いけれど、旨みがある甘さ。
もうこれはただひたすら甘い。使えね~海の駅だ。
この段階でRは次の作戦を練っていた。
魚津は諦め、富山市に向かって富山ブラックという有名なご当地ラーメンを食べたいというのだ。
魚津から富山市までは電車で30分弱。
夫には適当にここで飲んでもらいホテルに戻り、夜また居酒屋で落ち合うということに。
足手まといな夫を残し駅へと向かった。
「蜃気楼出現確率40%」のこの日、やはり蜃気楼は見られませんでした・・・
考えてみれば日本海側は初めて!うんうん・・・裏日本ね~うんうんなにが「うんうん」だよ~
色合いが裏日本・・・
見たこともない交通機関(新しいケーブル?)で住宅街に向かう。
Rが富山ブラックの美味しいそうな店を調べたらそこがどうも良さそうだと。
しかしながらその日は休店だった~
しょうがないので、元祖富山ブラックのお店に向かった。
「大喜」という超有名店らしくサインもいっぱい。駅に近いお店に行きました。
大、中、小と3種類あり小でも780円と安くはない設定。
Rが評価は低いから一つでイイよというので一杯だけ注文。
富山市内での人気店は富山ブラックを出さない店なのだ。
富山ブラックは富山市民から支持を得ていない模様
このラーメンの特徴は見た目通りお醤油がひどく濃く、しょっぱいので
ご飯と共におかずとして食べるらしい。
麺もメンマもスープもすべてが濃い。
おそらくご飯と食べてもしょっぱすぎ~ないな・・・私には・・・
果たして富山に美味しいものがあるのか少々先行きに不安を感じたスタートでした。