バースに来たらローマンバスは見なくっちゃね~
この古代のお風呂がある建物は18世紀に建てられたもので社交場にもなっていて
現在は「パンプ・ルーム」というレストランになっています。
ローマンバスの大部分は中世の頃に埋もれてしまいましたが19世紀末に
再び発見され現在の様な博物館として今日に至っています。
博物館受付~
博物館の中には入ってないけれど
パンプ・ルームを利用したのでバスも見学出来ました~
バースの温泉の起源が書かれておりました
ブリタニアの神話なんて読んだ事ないな~書かれているブラドッドって神話上のブリテン人の王様。
初代のブリタニアの王様はブルートゥスといいブラドッドは10代目の王様。BC863年からBC500年まで治めました。
温泉はローマ帝国統治時代に整備されましたが、それ以前のケルト人の時代から温泉は知られていたとされています。
改訂版神話
「改訂版によればブラドッドは11年間アテネで過ごしハンセン病患者として
この地に戻った。ブラドッドは宮廷に幽閉されたが変装し宮廷を抜け出し3マイル離れたswainswickと呼ばれる
土地で豚飼いになった。ある日、彼は豚が暖かな泥水の窪みでゴロンゴロ~ンして楽しんでいる姿を見た。
豚もハンセン病のかさぶたがあったのだが、そのかさぶたがその泥湯で転げまわっている間に無くなっているのに
気づき、ひょっとして・・・この泥湯はハンセン病を直す効果があるのではないかと考えた。
そんなこんなで宮廷に戻り父である王にこの事を告げブラドッドもすっかり快癒して、
王様になった時に他の患者の為に温泉として整備した・・・」
神話というのは、ある程度、事実も含まれているので、やはり紀元前からケルト人は
この温泉に効能があるとして病人の治癒に利用していたのでしょう。
まさに・・・この温泉は効能が半端じゃないよ~と実感
最近、整備され温泉水も飲用できるようになりました。
おそらくブラドッドの神話から「王様の温泉」と名付けられたのでしょう。
実は私は英国に行く前・・・ペルーから帰ってすぐ位から胃の調子があまり良くなかったわけで。
珍しく胸やけっぽかったりもたれたりって感じで胃薬を常用しておりました~
英国に行く前の日に家人に「ヨーロッパやアメリカに行くと治るよ、いつもそうだから」と
言っていたのですが(本当にいつもは、そうなの・・・硬水が体質に合っているのかもね???)
もたれ感は依然として続いており、この温泉水を飲んだ後はスッキリとその様な症状が無くなった
半端ないぜ王様の温泉
という事でバースに行かれる方はパンプ・ルームでこの温泉水を忘れずに飲んでね~
パンプ・ルームからローマ時代の温泉が見学できます。
今も沸々とお湯が沸き出ておりました~
古代では温泉の効用は神からの贈り物と考えられていたそうでミネルヴァの像も設置されており
現代においても見る事ができ、とても興味深く悠久の時に思いを馳せました~
飲用できる王様の温泉水のあるパンプ・ルームでアフタヌーンティー。
ランチのコースより少々、お高い。
ここもスイーツだけではなくシャンパンと合わせるように前菜のムースがついておりました~
確か25ポンド前後だったと思うのでロンドンの様な有名どころと比べると割安感はありますね。
お味はいたって普通のサンドイッチ、スコーン、ケーキ、お紅茶でございました~
残ると箱に詰めてお持ち帰り出来ます。
アフタヌーンティーの途中で確かここのレストランはアフタヌーンティーより何か・・・パンが・・・
有名だったような?TVで見たような・・・
という事で店員さんに聞いてみたら「バース・パンですね。食べますか?」と言われたので
これ以上はお腹も空きが無くお断りしましたが。
「ねえ、ねえ、ねえ・・・パンって言ったよねパンってパンっていうところもあるんだ」
と話すと、後の二人は「バーンズ」って言ったよと
テヘヘヘヘ・・・って感じ。
どうもこのバースの名物パンは丸い形をしたBUNのようです。
バースに療養に来た患者の為に医師が消化の良いパンを考案して出したのが始まりとか。
なのでキャロウェイシードなど体に良いスパイスをトッピングしてあるパンが本来のものらしいです。
しかし二つに割れているわけではないのになぜに「BUNS」というのだろう
そこで私が気が付いた事は日本でブレッド、バンともに「パン」って言うじゃない
あれはもともとポルトガル語から来たと言われていますよね?フランス・イタリアのラテン語圏では
「パン」の様な言葉になりますが、「BUN」もそれと同じ系列かもね
「Bath bun」とTHとBが重なると「パ」に聞こえますね
バースをあまり堪能せず次なる目的地オックスフォードに向かう事になりました~