それではヴィッラ・デステからレストラン・シビラまでご案内致しましょう
ここを歩けばティヴォリがいかに古くからの街かがわかります。
ティヴォリはラテン語のTiburから来ていてTivoliとなりました。
なーんか気が付きましたかそうそうテーブルって事らしいです。
ティヴォリの街は高い土地に広がっているのでテーブルの様に見えたのでしょう。
コペンハーゲンにチボリ公園なーんてものがありますが、ローマのティヴォリに
因んでつけたのだそうです。日本人にはチボリの方が有名ですね
それでは歩いてみましょうグーグル・マップをプリントしていたものの、路地が多く分かり難い。
でも狭い街なので、おおよその方向に歩いて行きます。
(節約で海外1dayかけホーダイはこの日は使わずwi-fiスポットでだけ使用)
まず、デステを出て小さな広場を抜けるとちょっとした商店街があります。
銀行などもあるのでATMはここでね!この道をずーっと歩きます。
降車したバス停からなら、この下の道。奥に見える古城は法王ピウス二世によって
1461年に建てられたロッカ・ピーア城。
この水場を通りこしてどんどん行くと
古い路地が現れて
グレゴリウス橋に出ます。
ここの下がグレゴリウスの別荘です。前方にオレンジがかった建物がレストランシビラと
その隣のシビラ神殿が見えてきます。下を覗くと・・・この辺り一帯が別荘です。
ちょうど二つの神殿を見上げる形で造ったそうです。
ヴィッラ・グレゴリアーナについて・・・
1835年にグレゴリウス14世によって建てられた別荘。 紀元前からこのあたりは温泉と
ファウヌスの神聖な森、前述の神殿などがある景勝地だったので皇帝、法王などの
別荘地でした。有名なヴィッラ・アドリアーナはハドリアヌスの別荘です。今回は時間が無く
ヴィッラ・デステしか行きませんでしたが・・・行きたかった~
そして現在でも世界的実業家などの別荘があります。
それにしてもグレゴリウスの別荘って一般の別荘のイメージと違いますよね。
この辺りもそうです。
反対側からグレゴリウスの橋を見る。
それではレストラン・シビラ側に行ってみましょう・・・
真ん中あたりの建物はグレゴリウスの別荘の一部です。このすぐ横はからは
切り立った崖になっていてこの崖を利用して別荘があるのです。
この崖の下はウォーキング・コースになっています。ちょうどグレゴリウス橋方向を
反対側(レストラン側)から見る感じです。
レストランのテラス側から見たグレゴリウスの別荘方面。
真ん中あたりに少し見える滝は人口の滝でグレゴリウス法王が治水の為に
別荘内に造ったものだそうです。
その滝は正面から見るととても落下高低差があり迫力があるそうです。
グレゴリウスの時代でも、この別荘を造る際に沢山の古代の遺跡が発掘されたでしょう。
今でもティボリ周辺で何か所もの大規模発掘現場を車窓から見る事ができました。
このヴィラを見ているとエトルリア人の洞窟住居を利用したようにも思えます。