イタリアの北に位置するトリノはチョコレートが有名。
そのチョコレートとエスプレッソで作るビチェリンというドリンクはトリノにしかないんじゃない
「三銃士」の作家であるフランスのデュマはこのビチェリンが大好きだった。
そしてトリノには老舗の素敵なカフェがあって、ぜひカフェ体験したいと思った。
そのカフェの一つ、ビチェリン発祥のお店「Caffe AL Bicerin」に行った。
1763年創業の250年以上続いている老舗です。
レップブリカ広場からほど近いコンソラータ聖所記念堂(Santuario della Consolata)の真ん前、
コンソラータ広場にあります。
この教会の存在はトリノに行って初めて知りましたが、もともとあった教会を改修し1678年に
出来た典型的なバロック建築です。
鐘楼は11世紀のロマネスク様式の物をそのまま使われていて、今流行のリノベーションに
関してはイタリアは先発国だったのですね。
「聖所記念堂」って意味が分かんないよね・・・
少し調べてみると5世紀に、ここはベネディクト修道院として慰めのマリア像を祭る秘所であり修道院で
あり、後に時代を代表する高名な建築家によって増築され大きくなったのね。
そんなワケで内部もかなり立派でした。
コンソラータ広場っていってもとても小さな広場です。
中もとても狭い。
シスターもご常連のようでしたよ。
メニュー
ホイップのコーヒー。これもとても美味しかったです。
ビチェリンと共に有名なザバイオーネ。ザヴァイオーネという名前の通り卵黄を使ったドリンク。
これにはシェリー酒も入っていますから大人のドリンクですね。
そしてビチェリン!
ビチェリンはエスプレッソ、チョコレート、生クリームの3層からなるドリンクです。
ヘミングウェイが大好きで「世界で残すべき100の物」にも選んだのですからどんなお味でしょう~
お店の方から「絶対混ぜないで飲んでね!それがとても大事なの」と念を押されました。
ならばなぜスプーンがついているんだろう???
一口・・・予想と違い熱い グラスそのものが熱い
まろやかなエスプレッソ風味のクリーム・・・とエスプレッソが口に流れ込む・・
けれど、熱い 飲めないよ~持てないよ~
上のザバイオーネも見た目と違い熱いのよ・・・
徐々に冷め始めチョコとエスプレッソが混じりだし冷たさも感じるようになる。
チョコの層にたどり着いた時にはすっかり冷めるという味わった事のないドリンク。
しかしチョコは美味しいね~
チョコドリンクはくどい時もあるけれどこれなら夏でもOKね。
これってアルコール入ってないのかな~???なんか良い香りがするんだよね~
トラマルさんはグラッパをエスプレッソに入れた物を飲んでいましたが、
とても気に入った様です。
グラッパはイタリア特産のブランデーの一種です。
カフェの隣には売店が併設されていました。
お茶、チョコレート、グラッパ、トリノの伝統的なお菓子などが売られています。
トリノ最古のカフェでの体験はとても楽しかったです
トリノの中心カステッロ広場などには有名で内装も豪華なカフェがあるそうなので、
次回という機会があれば行きたいわ~