Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

アルプスを眺めながら列車でGO!最後の晩餐を鑑賞する。

2016-08-23 08:19:21 | 2016ドイツ・スイス・イタリア

今回の旅行で妹がとても楽しみにしていたのはミラノでレオナルド・ダ・ビンチの作品「最後の晩餐」を
鑑賞する事とショッピングだ。
なので、最後の晩餐の鑑賞チケットを入手するために頑張っていた。
さて、チケットの入手方法ですが、安くしかしハードルが高いのはオフィシャルサイトでの
オンライン予約か電話予約です。

チケット料金は8ユーロでしたが今年の5月から12ユーロに値上げされました

無料で鑑賞できる日もあるので、日ごろからラッキーな人はそれも狙ってみてね
予約はリンクを張ったサイトにも書かれていますがおおよそ3か月前から始まります。
しかしですね~オンラインっていうのは世界のどこからでも繋がるわけです、とうぜんすぐ満杯になります。
朝の8:30から15分づつ30人が一度に鑑賞するというシステムです。
最終時間は19:00だったかな?

このオンラインで予約がとれなくてもサイトに書かれている通り電話で予約はとれます。
が・・・・・私は妹からオンラインで予約が取れなかったというので、電話で試しましたが、
これが、まともに繋がらない(イタリア語と英語のみ対応)
最初、わけのわからないイタリア語で自動音声が流れ、ようやく英語に変わったと思ったら切れちゃう
それを何度も試して、結局、英語の対応にたどり着かず諦めました~
運が良ければオンラインでダメでも電話がつながれば取れる事も多々あるらしいですよ。 

確実なのは「最後の晩餐を含むツアー」に参加する事でしょう。7,000円以上はしますけど・・・
電話予約も失敗したけれど、どうしても行きたい妹はカード会社のデスクに依頼し、
それも取れず・・・
最終的にはアーモイタリアというイタリア旅行サイトに依頼し、無事予約が取れました
チケット代金に手数料が含まれ1名3,000円くらいになりますが、それでもツアーよりかなりお得でした。

最後の晩餐はサンタ・マリア・デッレ・グラッツェ教会の中にあります。
この教会に行くには地下鉄LINE1(赤)LINE2(緑)に乗り「Cadorna fnカドルナ駅」で降ります。
地下鉄の切符はその都度、購入するよりも1日券が4.5ユーロで購入でき
地下鉄だけではなく公共の交通機関すべて利用できるのでとても便利です。
(コルソ・マジェンタ通りを走るトラムに乗っても行けます) 

カドルナ駅は地下鉄だけではなくミラノ・チェントラーレ駅の次に大きくローカル線、
マルペンサ空港へ直通で行けるマルペンサ・エクスプレスも乗り入れる駅です。

チェントラーレ駅と違って近代的なイタリアンカラーの赤がオサレな駅です。
チョコレートやピスタチオのジェラートが美味しいと人気のジェラート屋さん「Chocolat Maggi」
方向に歩いて行きます。

そこからカラドッソ通りを歩く事5分程度で教会が見えてきます。

同じ敷地にあるチケットセンターでチケットに替えます。

待合室で順番を待ちます(待合室も入室時間が指定されている)

教会の中庭が見えますね~最後の晩餐は教会の食堂であった部屋に書かれたものでした。
ダビンチの時代は油絵具ではなく顔料に卵黄を繋ぎとして混ぜた物(テンペラ)で描かれたので
この500年前の名作はとても傷みやすく、何度も修復が行われましたが、昔の修復技術は
酷いもので、修復がなおさら損傷を大きくしてしまいました。
ナポレオンの時代には馬小屋として使用され劣悪な環境でした。
またこの名画の下部中央には入り口が造られ、その部分は欠損してしまったり、
ミラノの2度もの大洪水でも打撃を受けました。
20世紀に入り大修復が施され、ごく最近の修復で最後の晩餐は今の様になりました。
外気との接触をなるべく抑える為に扉がいくつも取り付けられたので、
見学者の私達も、その扉毎に待たねばなりません。

待っている間に、英語ツアーの人達と混じって説明をちゃっかり聞いたり・・・
 

さあ、いよいよ最後の扉が開き最後の晩餐が描かれている旧食堂の間へ。
いくつかある扉はすべてコントロールされ自動で開閉します。

縦420cm縦横910cmという大きさです。
数年前の修復で画期的に変わったと聞いていたけれど、やっぱり元が元なのでこれが限界なのかな~
以前、その最新の修復で明らかになった事などをこの絵に反映しCGで復元していた
印象が強すぎた~あれはCGだったので鮮やかだったものな~ 

この絵は一点透視図図法で描かれある一点から見ると、描かれている天井の線と実際の天井の線が一致し、
壁が奥の部屋の方へと広がっているように見えます・・・って分からなかったけど

晩餐を描いた正面の壁と接する側面の壁に描かれている植物もダビンチの筆によるものです。

今年から入場料を値上げした影響か室内での撮影が可能になりました。
あらら・・・今気が付いたけどユダのアップを撮ってない!大事な大事な人物でしょう~

反対側の壁にはこんな絵が・・・

最後の晩餐・・・その後って感じでしょうか?これはダビンチではありません。
お嬢が記念に「おばショット」を撮ろうというのでポーズ。
こんな名画をバックにおばショットってなかなか出来ないからね 

「おばショット」とはオバサンがおばさんっぽいポーズで撮った写真の事です。
オバサンじゃなくても、オバサンっぽいポーズの写真はおばショットに認定されるらしいけど 

 

 

 

 

 



 



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